ジョン・コプラリオ

2013.4.15

「Fantasia à 4 ex C Viol Consort」
「Fantasia a 3 for viol consort」

今日の音楽は、16世紀末から17世紀前半に活躍した
イングランドの作曲家・弦楽器奏者のジョン・コプラリオ(John Cop[e]rario, 1570年ごろ - 1626年)。

本名はジョン・クーパー(John Cooper)というが、イタリア文化への傾倒から、
17世紀初頭にイタリア風にジョヴァンニ・コプラリオ(Giovanni Coprario)と名乗った。
現在はジョン・コプラリオまたは単にコプラリオとして知られている。
宮廷楽師としてヴィオラ・ダ・ガンバやリュートの演奏に携わった。
姓を改めてからイタリアに行ったとしばしば言われてきたものの、そのことを証明する文書は存在していない。
1622年から皇太子チャールズに仕えて音楽教師を務めたかもしれない。
チャールズ1世が即位してからその任務に就いているからである。
長年にわたってハートフォード伯エドワード・セイマーの庇護を受け、セイマーのためにウィリアム・ローズを指導した。
コプラリオの作品のうち、幻想曲、セット、
ヴィオラ・ダ・ガンバやヴァイオリンのためのその他の曲集、2冊の歌曲集(《葬儀の涙 Funeral Teares》(1606年) と
《挽歌(皇太子ヘンリーの早世を悼んで) Songs of Mourning: Bewailing the Untimely Death of Prince Henry 》(1613年) が知られる。
音楽論文『作曲の法則 Rules how to Compose』も執筆した。

それでは、「Fantasia à 4 ex C Viol Consort」
演奏は、Ernst Stolzほか。

http://www.youtube.com/watch?v=Zu5gM2JfIUI

続いて、「Fantasia a 3 for viol consort」
演奏は、Ernst Stolz(viola da gamba)。

http://www.youtube.com/watch?v=4RNtQUKKTQU