モーエンス・ペデルセン

2013.4.5

「今、私たちは聖霊に尋ねる」
「我は主を愛す」
「5声のミサ」

今日の音楽は、デンマークの教会音楽の発展に貢献した作曲家、
モーエンス・ペデルセン(Mogens Pedersøn/1585頃 - 1623)。

クリスチャン4世の宮廷楽団のメンバーであったメルヒオール・ボルヒグレヴィンクの弟子。
1599年にボルヒグレヴィンクがヴェネツィアのジョヴァンニ・ガブリエーリのもとに留学するのに随行。
1600年、デンマークに戻り、1603年には宮廷楽団の器楽奏者となる。
1605年から再びヴェネツィアに派遣され、4年間ガブリエーリのもとで学ぶ。
1608年には、後期ルネサンス様式のポリフォニックな様式マドリガーレを出版している。
1609年から再びデンマーク宮廷で活動。
また、1611年から1614年にはイングランド宮廷に滞在している。
1618年にボルヒグレヴィンクが宮廷楽長に任命されると、ペデルセンは副楽長に任命される。
1620年には、デンマークの教会音楽の発展に貢献することとなった、
ルター派のコラール集『魂の牧場(Pratum spirituale)』を出版。6つの自作も含まれ、
バロック音楽の様式を示しているとのこと。

それでは、「今、私たちは聖霊に尋ねる(Nu Bede Vi Den Helligånd)」。
演奏は、Vocal Group ARS NOVA(Bo Holten指揮)。

http://www.youtube.com/watch?v=LWw_CgJ-Lm8

続いて、「我は主を愛す(Jeg Vil Mig Herren Love)」
演奏は、Vocal Group ARS NOVA(Bo Holten指揮)。

http://www.youtube.com/watch?v=TgRTpYqVI2Y

そして、「5声のミサ(Missa Quinque Vocum)」(1. Kyrie 2. Gloria 3. Credo 4. Sanctus)。
演奏は、The Hillard Ensemble。

http://www.youtube.com/watch?v=G3qSXEwwkeg