クリストファー・シンプソン

2013.4.2

「ディヴィジョン ト長調」
「グラウンドによるディヴィジョン ホ短調」

今日の音楽は、ヴィオラ・ダ・ガンバやコンソート音楽の作曲家や音楽理論家として
名を残しているイングランドの音楽家、クリストファー・シンプソン(Christopher Simpson, 1605年ごろ–1669年)。

清教徒革命において騎士党(王党派)として参戦。
1642年には、後の初代ニューカッスル公爵、ウィリアム・キャヴェンディッシュの軍に補給部将校として入隊。
ヨーク攻囲の後にリンカンシャー州スケンプトンの領主ロバート・ボルズ卿に匿われ、
ボルズ邸の住み込み音楽家ならびにボルズの息子ジョンの音楽師範として雇われる。

現存する器楽曲はすべてヴァイオル合奏曲ないしはヴァイオル独奏曲。
1665年に作曲の簡易な手引書『音楽の実践原理 The Principles of Practical Musick 』を著すが、
その他にもいくつかの楽曲が草稿として伝承されているとのこと。

それでは、「ディヴィジョン ト長調(Division in G-Major)」
演奏は、Third Coast Viols。

http://www.youtube.com/watch?v=Zgn45JUxcJQ

続いて、「グラウンドによるディヴィジョン ホ短調(Divisions upon a ground in E Minor)」。
演奏は、ernststolz。

http://www.youtube.com/watch?v=JyT-QXhfD6g