ロベール・ド・ヴィゼー 

2013.3.22

「プレリュードとアルマンド」
「シャコンヌト長調」
「組曲ニ長調」

今日の音楽は、ロベール・ド・ヴィゼー (Robert de Visée/1650.頃-1725)。
ロベール・ド・ヴィゼーは、フランスのテオルボ奏者、ギター奏者、作曲家で、
ルイ14世の宮廷音楽家として、テオルボやギターのほかリュート、ヴィオールを奏し、歌手も務めた
。また、リュート、テオルボおよびギターのための曲を作曲した。

出自は不明だが、姓はポルトガルに起源を持つ名前
。1680年頃ルイ14世の宮廷音楽家となる
。1709年には宮廷歌手としての記録もあり、
1719年には「王のギター教師」(maître de guitare du Roy)に指名されている。
ジャン・ジャック・ルソーは、ヴィゼーが宮廷でヴィオールも奏していたと記している。

『王に捧げるギターの書』(Livre de guitare dédié au roy, 1682年)、
『ギターのための曲集』(Livre de piéces pour la guitare, 1686年)の2冊のギター曲集を出版。
12の組曲が収録されている。
また、テオルボおよびバロックリュートのための多くの組曲のほか、器楽合奏曲も作曲している。
本来は通奏低音用としての役割が主であるテオルボに対して書かれた、
多数の独奏曲は、今日のテオルボ奏者にとって貴重なレパートリーとなっているとのこと。

それでは、「プレリュードとアルマンド(Prélude et Allemande)」。
演奏は、Jonas Nordberg(theorbo)。

http://www.youtube.com/watch?v=qeUcGD4rRRc

続いて、「シャコンヌト長調(Chaconne en Sol Majeur)」
演奏は、Yasunori Imamura (Théorbe)。

http://www.youtube.com/watch?v=ESVVi51qUnA

そして、「組曲ニ長調(Suite in D major)」。
演奏は、Pascal Monteilhet(Therbo)。

http://www.youtube.com/watch?v=64n0ZqKvMs8