カール・フリードリヒ・アーベル 

2013.3.21

「アレグロニ短調」
「組曲ニ短調」

今日の音楽は、ドイツの古典派音楽の作曲家で、ヴィオラ・ダ・ガンバの音楽史上最後の名手、
カール・フリードリヒ・アーベル(Carl Friedrich Abel/1723.12.22 - 1787.6.20)。

父親のクリスティアン・フェルディナンド・アーベルは、
J・S・バッハが楽長を務めていた時のケーテン宮廷楽団の首席ヴィオラ・ダ・ガンバおよびチェロ奏者であり、
1748年、J・S・バッハの推薦で、ドレスデンのヨハン・アドルフ・ハッセの宮廷楽団に入り、10年間在籍。
1759年、イギリスに渡り、シャーロット王妃お抱えの室内楽奏者となる。

1762年、J・S・バッハの息子、ヨハン・クリスティアン・バッハとロンドンで合流。
二人の友情は、1764年から1765年にかけて、イングランド初の予約制定期演奏会として有名な
「バッハ=アーベル・コンサート」をはじめる。
この演奏会で、ハイドンの作品がイギリスで初めて演奏された。

1764年モーツァルト作曲『交響曲第3番 変ホ長調 K.18』として間違って目録に載ったことから、
アーベルの作品のなかで、最もよく知られているものの一つが、『6つの交響曲集 Op.7』である。

それでは、「アレグロニ短調(Allegro in D Minor)」WKO 208
演奏は、Shirley Edith Hunt(the viola da gamba)。

http://www.youtube.com/watch?v=EmenDXsg3Yw

続いて、「組曲ニ短調(Suite en Re menor): Arpeggiata/Minuetto/Allegro/Adagio」
演奏は、Paolo Pandolfo(Viola da Gamba)。

http://www.youtube.com/watch?v=2r_ZF3GMq18