ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ

2013.2.19

「フルート四重奏曲第2番ホ短調」
「フルート協奏曲 ホ短調」
「トリオソナタ ホ短調」

今日の音楽は、18世紀のヨーロッパを代表する名フルート演奏家で作曲家、フリードリヒ大王の宮廷にも仕えた、
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(Johann Joachim Quantz/1697.1.30オーバーシェーデン-1773.7.12ポツダム)。
フリードリヒ大王のフルート教師として有名。300曲以上のフルート協奏曲、約200曲のフルートを含む室内楽曲や無伴奏曲がある。

1707年、10歳の時、鍛冶屋の父が亡くなり楽師の叔父に引き取られてヴァイオリン、オーボエ、チェンバロなどを学ぶ。
1716年、19歳でドレスデンの楽隊に入りゼレンカに対位法を学ぶとともに、ウィーンでフックスに師事。
1718年、ポーランド王兼ザクセン選帝侯アウグスト3世の楽団のオーボエ奏者となる。
1719年、当時フルートの最高の名手と言われていたビュファルダンにフルートを勧められて学び
、フルート奏者として再出発。絶賛される。
1724年、イタリアへ旅行し、ローマでフランチェスコ・ガスパリーニに対位法を学ぶ。
1741年、フリードリヒ2世が王位に就くと専属宮廷音楽家として仕え、演奏と作曲を続ける。
フリードリヒ大王の宮廷には、C.P.E.バッハ、ヴァイオリンの名手グラウン、フランツ・ベンダらがいた。
1752年、「フルート奏法試論」を著述(日本語訳あり)。1773年7月12日、ポツダムで76歳で亡くなる。

それでは、「フルート四重奏曲第2番ホ短調(Flute Quartet No.2 in E minor)」
演奏は、Daniel Elyah, David Schulenberg, Elizabeth Field, Mary Oleskiewicz & Stephanie Vial。

http://www.youtube.com/watch?v=9ECXi6zEAdQ&list=PLAAD8297661CA888A

続いて、「フルート協奏曲 ホ短調(Flötenkonzert e-Moll/1. Allegro ma non tanto)」
Ensemble Sans-Souci Berlin

http://www.youtube.com/watch?v=zHxNrit421Q&list=PLAAD8297661CA888A

そして、「トリオソナタ ホ短調(Triosonate e Moll)」
演奏は、Kammersolisten Minsk, Dmitri Subow-Leitung。

http://www.youtube.com/watch?v=Mxl3CrRZLdg