ジャン=マリー・ルクレール

2013.2.16

「シャコンヌ(Chaconn)」
「2台のバイオリンのためのソナタ第5番 ホ短調」
「天使と悪魔(L'ange et le diable)」

今日の音楽は、バロック音楽の作曲家で、フランス=ベルギー・ヴァイオリン楽派の創始者とも言われた、
ジャン=マリー・ルクレール(Jean-Marie Leclair/1697.5.10 リヨン - 1764.10.22 パリ)。

指物師としての技術をもっていたが、トリノに行き舞踏とヴァイオリンを学び、
ダンス教師やヴァイオリニストとして活動。
1723年にパリに行き、1728年にはフランス宮廷でコンセール・スピリチュエルに出演。
自作のソナタやコンチェルトの演奏会を行った。
ドイツのカッセルでは、イタリアのヴァイオリン奏者であり作曲家である P. A. ロカテッリと宮廷で共演した後、
宮廷の道化師の一人が『ルクレールは天使のように弾き、ロカテッリは悪魔のように弾く』と述べたいう。
1733年にはルイ15世より王室付きの音楽教師に任命されるが、
宮廷楽団の監督権をめぐってジャン=ピエール・ギニョンと衝突し、1737年に辞任。
その後は、ヘンデルの弟子でクラヴサン奏者のオラニエ公妃アンナに仕え、
1738年から1743年まで毎月ハーグの宮廷で楽長となっていた。
晩年は、荒れていて痛々しい
。1758年に結婚生活が破れると、人目を避けて貧民街に隠れ住み、
1764年に惨殺死体となって発見されたという。
「天使のように弾」くヴァイリニストのエンディング・・・。

それでは「易しい音楽の慰み第2集 ト短調 Op. 8」から「6.シャコンヌ(Chaconn)」
演奏は、Les Nièces de Rameau
(Florence Malgoire, Alice Pierot, Claire Giardelli, Marianne Muller & Aline Zylberach)。

http://www.youtube.com/watch?v=n3DytyMpI7Q

続いて、「2台のバイオリンのためのソナタ第5番 ホ短調(Sonata V for 2 violins, e-moll)」。
演奏は、Vaclav Hudecek,Ivana Kovalcikova。

http://www.youtube.com/watch?v=YRINJlXjbEY

そして、「天使と悪魔(L'ange et le diable)/
ソナタ ホ短調 (Sonata in E minor,Op.2,No 1: Adagio),
Allegro ma poco, Sarabanda-Largo, Allegro, Altro/L'ange et le diable"」 。
演奏は、Rare Fruits Council。

http://www.youtube.com/watch?v=jKfJBAdEH9s&playnext=1&list=PL4E1B1B29BEEA8FFB&feature=results_main