アンドレ・カンプラ 

2013.2.14

オペラ=バレ「優雅なヨーロッパ」より「眠りよ(Sommeil)」
「レクイエム (死者のためのミサ曲)/昇階唱 ]
「ヴェニスのカーニバル」

今日の音楽は、フランスの作曲家・指揮者・聖職者、アンドレ・カンプラ
(André Campra/1660.12.4 エクス=アン=プロヴァンス - 1744.6.29 ヴェルサイユ)。

アンドレ・カンプラは、ジャン=バティスト・リュリとジャン=フィリップ・ラモーの中間世代で、
フランス後期バロック音楽の宗教曲と歌劇を代表する作曲家。
とくに「死者のためのミサ曲」は、ジャン・ジルの作品と並び立つ存在だといわれている
(ジャン・ジルのほうの作品は聴いたことがないのだけれど)。

聖ソヴール大聖堂にて宗教教育と音楽教育を受け、1678年に司祭に。
トゥーロン、アルル、トゥールーズの教会楽長を歴任した後、
1694年から1700年までパリ・ノートルダム大聖堂の楽長に就任。
1697年からひそかに劇音楽の作曲に着手。
コンティ公の宮廷楽長に任命され、1730年にオペラ座の指揮者に就任する。
《優雅なヨーロッパ L'Europe galante》の作曲で、コメディ=バレの天才と持て囃されたりもしたとのこと。
ルイ14世の死後は、王立音楽アカデミーやヴェルサイユの宮廷礼拝堂に勤め、
1720年ごろから再び宗教界に復帰、宗教曲の作曲をおこなった。

それでは、オペラ=バレ「優雅なヨーロッパ」より「眠りよ(Sommeil)」。
演奏は、Capriccio Stravagante Orchesta、Skip Sempé。
オペラ=バレ(オペラ=バレエ、opéra-ballet)は、フランス・バロック・オペラの人気のあったジャンル。

http://www.youtube.com/watch?v=BfFAnBXPknE

続いて、「レクイエム (死者のためのミサ曲)/昇階唱 (Messe de Requiem - Graduel)」
演奏は、La Chapelle Royale Collegium Vocale、指揮はPhilippe Herreweghe。

http://www.youtube.com/watch?v=9aEsEGGs570

そして、「ヴェニスのカーニバル/(Le Carnaval de Venise/1: Ouverture2: Air pour les Arts)」。
演奏は、Karlsson Barock。

http://www.youtube.com/watch?v=9elbdafmKpU