アントワーヌ・フォルクレ

2013.2.26

「クラヴサン組曲第1番 ニ短調 V. La Couperin」
「ヴィオール小品集 - 組曲第3番 ニ短調 VII.シャコンヌ:モランジあるいはプリゼー」
「クラヴサン組曲第5番 ハ短調」

今日の音楽は、マラン・マレとともにフランス・ヴィオール界のヴィルトゥオーゾの双璧と呼ばれた
フランス盛期バロック音楽の作曲家、アントワーヌ・フォルクレ(Antoine Forqueray/1671頃パリ – 1745マント=ラ=ジョリ)。

優雅で暖かな美音を特色とするマラン・マレが「天使のようなマレ」と呼ばれたのに対して、
フォルクレは表現衝動に富んだ鬼気迫る演奏から「悪魔のようなフォルクレ」と呼ばれたという。
対比して聴いてみるのも面白い。

音楽家の家系に生まれ、弟ミシェル、息子ジャン=バティストとニコラ・ジルも作曲家。
1689年にルイ14世の宮廷室内楽団員に選ばれ、ヴェルサイユ宮殿で演奏を行う。
1710年まで夫人のクラヴサン伴奏によって独演を続け、1730年にマント=ラ=ジョリに隠退。

それでは、「クラヴサン組曲第1番 ニ短調 V. La Couperin」を。
演奏は、古楽アンサンブル、イル・ジャルディーノ・ アルモニコ( Il Giardino Armonico )。
(Vittorio Ghielmi/Viola da gamba,Luca Pianca /Liuto attiorbato)

http://www.youtube.com/watch?v=Av20FgeJIok

続いて、「ヴィオール小品集 - 組曲第3番 ニ短調 
VII.シャコンヌ:モランジあるいはプリゼー(VII. Chaconne: La Morangis ou La Plissay)」。
演奏は、Anna Kowalska(baroque guitar)、Anton Birula(theorbo)。

http://www.youtube.com/watch?v=xIrNJlgh2g0

そして、「クラヴサン組曲第5番 ハ短調(Suite No.5 in C minor/» VII. Jupiter: Moderement)」7/7
演奏は、Kuijken brothers & Gustav Leonhardt。

http://www.youtube.com/watch?v=LaCDOU1jZbI