ヴィンセント・リューベック

2013.2.22

「前奏曲ニ短調」
「前奏曲とフーガイ短調」
「主イエス・キリストよ、われ汝の名を呼ぶ」

今日の音楽は、バロック中後期に活躍したハンブルクのオルガニスト、
作曲家のヴィンセント・リューベック(Vincent Lübeck/1654.9-1740.2)。

J.S.バッハがハンブルクを訪れた際、リューベックの演奏から影響を受けたといわれている。
ブクステフーデと同じく、北ドイツオルガン楽派に属する。重低音のペダルが特徴。
1675年にシュターデのオルガニストとなり、演奏家・作曲家・教師として名声得る。
1702年にハンブルクの聖ニコライ教会で要職を得、終生にわたってこの座にあった。
記念碑的なコラール《主イエス・キリストよ、われ汝の名を呼ぶ "Ich ruf zu Dir Herr Jesu Christ"》と
6曲の《前奏曲とフーガ》、4つのカンタータとコンチェルタート様式による1つのモテット、
チェンバロのための『クラヴィーア練習曲集』などがあるが、ごく僅かな作品数しか残っていない。

それでは、「前奏曲ニ短調(Praeludium in d-moll)」を。
演奏は、Jean-Christophe Geiser(オルガン)。

http://www.youtube.com/watch?v=Bzmgql32bpc&list=PL53F47123F377F7B6

続いて、「前奏曲とフーガイ短調(Prelude and Fugue in A minor9」。
演奏は、 Zuzana Ruzickova(harpsichord)。

http://www.youtube.com/watch?v=RLni_WnCg1c

そして、「主イエス・キリストよ、われ汝の名を呼ぶ(Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ)」。
演奏は、Friedhelm Flamme。

http://www.youtube.com/watch?v=zMsPdo-gmpk