オーランド・ギボンズ

2013.2.11

マドリガル「白銀の白鳥)」
「ソールズベリー卿のパヴァーヌとガイヤルド」
「見よ、御言葉は肉体となりぬ」

今日の音楽は、イングランド・テューダー朝後期からジャコビアン時代にかけて活動した
オックスフォード出身の作曲家、オルガニストのオーランド・ギボンズ(Orlando Gibbons/1583.12.25受洗-1625.6.5)。

ギボンズは、数多くの鍵盤楽器の作品やヴィオールのための幻想曲、
マドリガル(「白銀の白鳥 The Silver Swan」が最も有名)、
そしてヴァース・アンセム(イギリスの宗教的合唱曲の一種。
「ヴァース」と呼ばれる独唱パートと合唱パートが交互に歌われる)を作った。
ジェームズ1世は彼を王家礼拝堂のジェントルマンに指名し、そこで1615年頃から亡くなるまでオルガニストを務めた。
グレン・グールドは、ギボンズを好み、ギボンズをベートーヴェンやヴェーベルンと比較していたりもするほど。

それでは、ギボンズのマドリガルから「白銀の白鳥(The silver swan)」を。
マドリガルというのは、16~17世紀にかけてイタリアやイギリスで流行したポリフォニーによる世俗歌曲の一種のこと。

http://www.youtube.com/watch?v=j5jaPU3EoWw

続いて、「ソールズベリー卿のパヴァーヌとガイヤルド(Pavan and galliard Lord Salisbury(Phantasm))」を。

http://www.youtube.com/watch?v=7xi_FP3gIdQ&list=AL94UKMTqg-9DxeJt55gyAsEz2yvGPPvjE

そして、ギボンズのアンセム(聖歌)から「見よ、御言葉は肉体となりぬ(See see the word is incarnate)」

http://www.youtube.com/watch?v=pa9fFWMFJw0&playnext=1&list=AL94UKMTqg-9DxeJt55gyAsEz2yvGPPvjE

おまけは、先の演奏をグレン・グールドのピアノで、
「 ソールズベリー卿のパヴァーヌとガヤルド(ord of Salisbury Pavan and Galliard)」。

http://www.youtube.com/watch?v=lYZkW9CSQpo