ウィリアム・バード

2013.2.10

「女王のアルメイン」
「4声のファンタジア第1番」
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
「パヴァーヌとジーグ」

今日の音楽は、「ブリタニア音楽の父」と呼ばれ、
イングランドで活躍したルネサンス音楽の作曲家、ウィリアム・バード(William Byrd/1543?–1623.7.4)。
世俗歌曲、器楽曲、教会音楽と幅広い分野で活躍した。

バードは、王室礼拝堂少年聖歌隊の一員として
トマス・タリス(Thomas Tallis/1505頃-1585)から音楽を学んだといわれているが、
公式記録の最初は、ロンドン北部にあるリンカン主教座聖堂オルガニスト兼聖歌隊長としてのもの。
1572年には王室礼拝堂オルガニストとなり、トマス・タリスと同僚になり、エリザベス1世の保護を受けた。
しかし、カトリック教徒であったバードは弾圧から逃れるためロンドンからハーリントンに移住することに。
その後、晩年は、同じくカトリック教徒であったジョン・ピーター卿の保護を受け、
エセックスのスタンドン・マッシーで過ごした。

それでは、バードの「女王のアルメイン(ムジカ・ブリタニカ第27巻第10番)
(The Queen's Alman/ Musica Britannica, Vol. 27, No. 10)」を。演奏は、Bertrand Cuiller。

http://www.youtube.com/watch?v=FeQcV0AOKis&list=AL94UKMTqg-9BeGXroiWmWyJV564oD8z2I

続いて、「4声のファンタジア第1番(Fantazia a 4 No. 1)」
演奏は、Ernst Stolz(viola da gamba)。

http://www.youtube.com/watch?v=cVJyeO266O0

そして、「アヴェ・ヴェルム・コルプス(Ave Verum Corpus)」
演奏は、アカペラによる演奏のみを行っているイギリスの声楽アンサンブル、
タリススコラーズ(指揮:ピーター。フィリップス)。

http://www.youtube.com/watch?v=G4rWsH1hkQ8&playnext=1&list=PLE8DF0EB4BBD1F06C&feature=results_main

おまけは、「パヴァーヌとジーグ(Pavane and Gigue)」
(編曲:Leopold Stokowski/1882-1997)。

http://www.youtube.com/watch?v=QsqNv2JyP-s