ペルゴレージ

2013.2.2

「スターバト・マーテル」
「サルヴェ・レジーナ イ短調」
「フルートと2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調」

今日の音楽は、イタリアのナポリ楽派オペラ作曲家、
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(Giovanni Battista Pergolesi/1710.1.4 -1736.3.17)を。

ペルゴレージは、イタリア中部マルケ州アンコーナ近郊のイエージ生まれ。
モーツァルトやロッシーニらに続くオペラ・ブッファの基礎を築き、
甘美な旋律にあふれたオペラを作曲などを作曲した。
幼少から病弱だったのもあり、26歳の若さで亡くなった。
その最晩年に作曲されたのが『スターバト・マーテル』。
その叙情性は、新しい時代の宗教音楽の典型とみなされ、J.S.バッハが改作までしている。

それでは、その「スターバト・マーテル(Stabat Mater)」を。
「スターバト・マーテル(Stabat Mater、「悲しみの聖母」「聖母哀傷」)」は、
13世紀に生まれたカトリック教会の聖歌のひとつ。
イエス・キリストが磔刑となったっときに、母マリアが受けた悲しみが歌われている。
最初の1行(Stabat mater dolorosa、悲しみの聖母は立ちぬ)を省略したものが題名。
中世以来、パレストリーナ、ヴィヴァルディ、ハイドン、ロッシーニ、ドヴォルザーク、
プーランク、ペルト、ペンデレツキなど、多くの作曲家がこの歌詞に曲を着けている。

http://www.youtube.com/watch?v=Px7jkg3zxWk

続いて、「サルヴェ・レジーナ イ短調(Salve regina in A minor) Part 1」を。
サルヴェ・レジーナというのは、
キリスト教聖歌のアンティフォナキリスト教聖歌を歌う隊形の一つ)。
演奏は、Robert King 指揮、The King's Consort。
Gillian Fisher(soprano)、Michael Chance(counter tenor)

http://www.youtube.com/watch?v=_KPUNr3eus4

そして、「フルートと2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調(Concerto for Flute and 2 Violins in G major)」。
演奏は、Bruno Giuranna指揮、Orchestra da Camera di Padova e del Veneto。
フルートは、Peter-Lukas Graf。

http://www.youtube.com/watch?v=axIW8IAN0FQ