ジョン・ダウランド

2013.1.30

『流れよ、わが涙(Flow my tears )』(スティング)
「失われし望みのファンシー(Forlorn Hope Fancy)」(エディン・カラマーゾフ)
「パヴァーナ(Pavana)」(Paul O'Dette)

今日の音楽は、イギリスの作曲家、リュート奏者のジョン・ダウランド(John Dowland/1563-1626.2.20)を。
ジョン・ダウランドは、ニュルンベルク、ヴェネツィア、フィレンツェなどヨーロッパ各地の遍歴の後、
1598~1606年にデンマークでクリスチャン4世付きのリュート奏者を務めた。
その後、1606年にイギリスに戻り、12年ジェームズ1世の宮廷リュート奏者となって活躍した。
作品は、声楽とリュート音楽で、愛や悲しみを歌う通俗作品が主で、宗教曲はほとんどない。
リュート歌曲『流れよ、わが涙』Flow my tearsは当時からたいへんな人気だったそうで、
ダウランド自身、その旋律によるリュート独奏曲や器楽合奏曲を書いていたりするほど。
ダウランドは、アーティストにも人気が高く、いろいろな人たちがとりあげて演奏しているが、
特に 2006年、スティングが、ダウランド作品集『ラビリンス』(Songs from the Labyrinth)を発表することで、
あらためてこの曲やダウランドに注目が集まったところがある。

それでは、その『流れよ、わが涙(Flow my tears )』を、スティングで。

http://www.youtube.com/watch?v=Tveir-elQHo

続いて、エディン・カラマーゾフ(Edin Karamazov)のリュートで、
「失われし望みのファンシー(Forlorn Hope Fancy)」。

http://www.youtube.com/watch?v=rVWvfnGpF-Y

そして、「パヴァーナ(Pavana)」。リュート演奏は、Paul O'Dette。

http://www.youtube.com/watch?v=4WVhSm6LUpw&list=PLB8C32FAA798999BD