J.S. Bachのオルガン曲

2013.1.15

「トッカータとフーガニ短調」(Toccata and Fugue in D minor)BWV 565
「小フーガト短調(Fugue in G minor)」BWV578
「プレリュードとフーガ イ短調(Prelude & Fugue)」 BWV543

今日の音楽は、J.S. Bach(1685.3.31-1750.7.28)のオルガン曲を。
バッハのオルガン曲でいえばおそらくもっとも人気のある
「トッカータとフーガニ短調」(Toccata and Fugue in D minor)BWV 565を。
この曲は、バッハの最も初期の作品と言われている。ちょっと大味なところはあるけれど、印象に残る曲。

演奏は、ヘルムート・ヴァルヒャ(Helmut Walcha/1907.10.27-1991.8.11)。
ヴァルヒャは、ライプツィヒ生まれ。旧西ドイツのチェンバロ奏者・オルガン奏者。
オランダとドイツのバロック音楽を中心にしながら、
J.S.バッハのオルガン曲選集を2度録音したことでよく知られている。
バッハのオルガン演奏といえばおそらく筆頭にイメージされる演奏家。

http://www.youtube.com/watch?v=uRRwZZM08L8

続いて、J.S.Bachのオルガン曲「小フーガト短調(Fugue in G minor)」BWV578。
同じくト短調である「幻想曲とフーガ BWV 542」との混同を避けるため、「小フーガ」の愛称で親しまれている名曲。
この曲はぼくの魂の内にじっくりとしみ通ってきて、底の底のほうから静かに熱を与えてくれる。
アルンシュタット時代(1703年 - 1707年)の作品であるとする説もあるが、
イタリア盛期バロック音楽の影響やフーガ主題のバランスのよさから、
ヴァイマル時代(1708年 - 1717年)以降の成立とされることもある。
これも、ヘルムート・ヴァルヒャの演奏で。

http://www.youtube.com/watch?v=kfdfq7rvsGU

そして、J. S. Bach 「プレリュードとフーガ イ短調(Prelude & Fugue)」 BWV543。
バッハのライプチィヒ時代(1730年ころ、45歳ころ)にまとめられた(最終稿)とされている曲。
この曲を聴くとその旋律のひとつひとつがぼくの静かな思考を辿ってくれるようなそんな感じを受ける。
一歩一歩、静かに、決して急がず、自分のペースで確実に、人から与えられるものではなく、
自分の内から自由において生まれてくるものだけをたよりに・・・。
同じく、演奏はヘルムート・ヴァルヒャ。

http://www.youtube.com/watch?v=8mARNUOd0-c