バッハ・コレギウム・ジャパン

2013.1.14

J.S.Bach:「Es wartet alles auf dich(すべてのものは汝を待ち望む)」BWV 187
J.S.Bachhの「モテット(Motets)「来たれ、イエスよ、来たれ! (Komm, Jesu, Komm)」BWV 229
J.S.Bach「ヨハネ受難曲(St. John Passion)」BWV 245 の導部

今日の音楽は、バッハ・コレギウム・ジャパン(Bach Collegium Japan)のバッハ演奏を。
ちょうど、バッハのカンタータ全集のVol.52が出たところ。
バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏を20年ほど聴いているが、ますます素晴らしくなる。
ぼくにとってはバッハは何ものにも代えがたい大切な音楽で、
カンタータは今ではこのバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏が定番になっている。
このVol.52も、アリアとか素晴らしい演奏があるのでご紹介したものの、
ネット上にデータがないので、別のVolの演奏、
ネット上に見つけることのできた美しいコーラスの聴けるバッハのカンタータ演奏を。

Bach Collegium Japan/J.S.Bach:Cantatas Volume 45
「Es wartet alles auf dich(すべてのものは汝を待ち望む)」BWV 187

http://www.youtube.com/watch?v=Wn45E69Yub8

続いて、バッハ・コレギウム・ジャパンによるJ.S.Bachhの「モテット(Motets),
「来たれ、イエスよ、来たれ! (Komm, Jesu, Komm)」BWV 229

「モテット」というのは、中世末期からルネサンス音楽にかけて成立・発達した、
ミサ曲以外のポリフォニーによる宗教曲のこと。
バッハ・コレギム・ジャパンのこの「モテット」の演奏会が
数年前に近くであったので出かけたときの演奏もとても素晴らしく、
とくにこの「Komm, Jesu, Komm 」には心ふるえるほどのものがあった。
思い出深い曲。
このモテットは、バッハの葬送曲の代表的作品。
歌詞はライプツィヒのトーマス学校のある校長の死に寄せた、
P.テューミヒの「葬送歌」から「イエスは言われた。
<わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、
だれも父の許に行くことができない>(ヨハネ14:6)」が援用されているとのこと。
このことばは美しい二重合唱が呼び交わす
「来たれ、イエスよ、来たれ!(Komm, Jesu, komm)」という導入部に続き、
何度も繰り返される。そして、「道、真理、命」という言葉が、何度も歌い交わされる。

http://www.youtube.com/watch?v=vJMWk3ssDM4

そして、かなり長めになるけれど、バッハ・コレギウム・ジャパンによる
J.S.Bach「ヨハネ受難曲(St. John Passion)」BWV 245 の導入部(Part 1/9)。
最初のところを聴くだけでも、思わず引き込まれてしまう。

この曲はいうまでもなく、「マタイ受難曲」と並ぶ、バッハの代表的な受難曲。
その最初のところ。この曲は、昨年3月、高知バッハカンタータフェラインの
第15回演奏会のライブ演奏でも聴いたほか、ライヴ演奏で何度も聴いて、
その都度感動を新たにする曲。
CDでもいろんな演奏者で何度聴いたかわからないほど、ぼくにとっては親しい。

http://www.youtube.com/watch?v=x_WQlkOpS0U&list=PL0AC33064F6A433E1