1971年のヒットから

2012.12.31の1

尾崎紀世彦『また逢う日まで』
ビージーズ『小さな恋のメロディ(メロディ・フェアMelody Fair)』
加藤登紀子『知床旅情』
エルヴィス・プレスリーの『この胸のときめきを』

今日の音楽は、なんだか紅白歌合戦みたいになってしまうけれど
(ずいぶん前から面倒で紅白歌合戦を見なくなっているなあ)、
昨日に続いて今度は1971年のヒットチャートからピックアップ。
こういうのもメモリアルでいいかと。

オリコンチャートを調べてみると、1位は小柳ルミ子『わたしの城下町』、
2位は加藤登紀子『知床旅情』、3位は尾崎紀世彦『また逢う日まで』、
4位は鶴田浩二『傷だらけの人生』、5位はヘドバとダビデ『ナオミの夢』といったところ。

洋楽では、12位にビージーズ『小さな恋のメロディ』、
16位にマッシュマッカーン『霧の中の二人』、24位にアンディ・ウィリアムス『ある愛の詩』、
30位にエルヴィス・プレスリー『この胸のときめきを』、
38位にジョージ・ハリスン『マイ・スウィート・ロード』、
43位にポール・マッカートニー『アナザー・デイ』などが入っている。

今日もこの年のヒットから、何曲か。
まず、今年5月に亡くなった尾崎紀世彦の『また逢う日まで』。
オリコンでは100万枚に近いセールスを記録しているとのこと。
尾崎紀世彦は「もみ上げ」がトレードマークだった。
ビジュアルがすぐに目に浮かぶ。
「和製トム・ジョーンズ」とも呼ばれていた歌唱力
(といっても、いまではトム・ジョーンズがわからない人のほうが多いだろうけど)。
この『また逢う日まで』の作詞は阿久悠、作曲は筒美京平。黄金コンビ。懐かしい名前。

http://www.youtube.com/watch?v=dnbn5PC2Zsc

続いて、ビージーズの『小さな恋のメロディ(メロディ・フェアMelody Fair)』。
ビージーズは、このときはまだこういうメロディアスな曲を歌っていたが、
1975年頃からダンスナンバーを中心とするコンテンポラリー路線にシフト。
ディスコ・ナンバーの「サタデー・ナイト・フィーバー」が大人気となる。
個人的には、このディスコ・ミュージック、音楽としてはあまりに面白くないのであまり聴かない。
むしろディスコが70年代初期のような音楽の方向性をスポイルしてしまったのではないかと感じてさえいる。
そして、80年代からの音楽の衰亡期に入る、と
(とはいえ、2000年を越えたあたりからまた少しずつ面白くなってきているけれど)。
ちなみに、ビージーズは、全世界で2億3,000万枚を超えるレコードを売り上げていて、
ビートルズ、エルヴィス・プレスリー、マイケル・ジャクソン、ポール・マッカートニーと並んでいるほど。

http://www.youtube.com/watch?v=CT89tnan5zY

そして、加藤登紀子の『知床旅情』。
この曲は、森繁久彌の作詞・作曲で、森繁久彌も自らが歌っていた。

http://www.youtube.com/watch?v=rxzE9MQGBYs

おまけは、個人的には声もルックスもスタイルもセンスもキモいので、
決して好きだとはいえないのだけれど(ご本人はそれなりに面白い人だとは思っているけれど)、
懐かしいさもあって、エルヴィス・プレスリーの『この胸のときめきを』。

http://www.youtube.com/watch?v=ppDR5nXA1tk