中島ノブユキ

2012.12.27

「The Fallen Angel」
「フォーリング/Falling」
「レクイエム/requiem」
「その一歩を踏み出す」

今日の音楽は、中島ノブユキの音楽を。
中島ノブユキはピアニスト/作曲家。
菊地成孔やペペ・トルメント・アスカラール、持田香織、畠山美由紀、ゴンチチなどの作品にも参加している。
映画音楽も手がけ、「人間失格」(荒戸源次郎 監督作品)や
アニメーション「たまゆら」(佐藤順一 監督作品)の音楽を担当している。
また2011年からNHK-BSプレミアムで放送の番組「旅のチカラ」のテーマ音楽
(『その一歩を踏み出す』)も担当している、ということです。

それでは、まず映画「人間失格」のメインテーマ「The Fallen Angel」を。
ある意味、人間というのは「The Fallen Angel」でもあるけれど
、逆の意味をとれば、人間はあえてそうなったいるということもできる。
そのことが、無明のなかや堕しすぎてしまわないかたちで意識化されたとき、
人間は、そこで本来の目が開くのではいかと思っている。
でも、いちどくらいは「人間失格」くらいにならないと自覚の種も芽生えないのではないだろうか。
そんなことも思っていたりする。

http://www.youtube.com/watch?v=PgIhqRvvxAQ

続いて、中島ノブユキのエテパルマアンサンブルのライヴ演奏から「フォーリング/Falling」。
そういえば、岡山にこの「エテパルマ」という名前の喫茶があって、
いい感じのところなのでたまにでかけていたのだけれど、少し前に閉店してしまった。残念。

http://www.youtube.com/watch?v=HFl_AkE7rG4

同じく中島ノブユキのエテパルマアンサンブルのライヴ演奏から「レクイエム/requiem」。
人は常に自分にレクイエムの音楽を奏でながら生きているところがある。
そうでないと、過去をから離れられない。
もちろん、自分にレクイエムを奏でているときには、過去への深いノスタルジーがあるわけだが、
そこを振り切らないと、そこから離れることはできない。
離れられないと、ほんとうの意味でそこに関わることもできないのではないだろうか。

http://www.youtube.com/watch?v=__e37gz4qPI&list=PLA9697CFBA1BF7FBF

おまけで、「旅のチカラ」のテーマ音楽「その一歩を踏み出す」を。

http://www.youtube.com/watch?v=xbH6LnfQIXk