藤村有弘インチキ外国語「ドン・ガバチョの未来を信ずる歌」

2012.12.23

藤村有弘
インチキ外国語の「上を向いて歩こう」
「ドン・ガバチョの未来を信ずる歌」
タモリと藤村有弘の対談

今日の音楽は、藤村有弘(ふじむら ありひろ/1934.3.6-1982.3.16)の声を。
いまでは、藤村有弘を記憶しているひともずいぶん少なくなったかもしれないが、
たとえば、先日ご紹介したタモリの「四カ国語マージャン」のルーツは、
この藤村有弘のデタラメ外国語にあるのは間違いない。

藤村有弘は、喜劇役者として映画などで活躍したほかに、
『ひょっこりひょうたん島』(最初の放送)の
ドン・ガバチョの声(リメイク版では、名古屋章)でも知られている。
日本のお笑い史では、“バンサ”の愛称でも知られる。

それでは、テレビ番組での出演
「夢であいましょう・上を向いて歩こう特集」(1963年)でのインチキ外国語で
「上を向いて歩こう」を歌った藤村有弘の声を。
「上を向いて歩こう」を作曲したピアノを弾く中村八大の姿なども見られる貴重な映像。

http://www.youtube.com/watch?v=pBaz2syy3v4

そして、「ひょっこりひょうたん島」で
ドンガバチョ役の藤村有弘が歌う「ドン・ガバチョの未来を信ずる歌」。
曲の解説に、「この曲を聴いて、一家心中を思いとどまった人がいるという名曲」
とある。
たしかに、元気になれる歌。
ぼくのポリシーである「なんでも大丈夫!」に近いものがある。
歌詞は、「明日できることを今日するな」という東方のことわざの意味に近い。
しかし、藤村有弘のドンガバチョでは、呟き声である「ブフブハ」、
笑い声の「ハタハッハ」が印象的だった。
これらの声は間違って書かれていた台本をそのまま読んだ事からでてきたらしい。

http://www.youtube.com/watch?v=oqgCJJIQm8Q

おまけは、インチキ外国語の継承者?タモリと藤村有弘の対談があったので、それを。
何度見ても笑える貴重な映像記録。(前半のみ、後半はタモリと武田鉄也の対談)

http://www.youtube.com/watch?v=gmh-roX1aos