アヴェマリア

2012.11.19

アヴェマリア
「館野泉:3つの聖歌~アヴェマリア/カッチーニ~」
「シューベルト」「グリーグのAve Maris Stella(めでたし、海の星よ)」

今日の音楽は、アヴェマリア(Ave Maria)。
ラテン語の意味は。「こんにちは、マリア」または「おめでとう、マリア」。
そこからこの言葉ではじまるキリスト教(特にカトリック教会)の
聖母マリアへの祈りを意味し、
音楽ではグレゴリオ聖歌以来、さまざまな音楽がある。
そのなかから、カッチーニの『アヴェマリア』を、館野泉さんのピアノで。
ご存じの通り、左手だけの演奏。一音一音の奥行きが深みをもち、
ハートの奥のほうまで響く演奏。
館野泉:3つの聖歌~アヴェマリア/カッチーニ~(吉松隆:編曲)

http://www.youtube.com/watch?v=TNULkRGOYQo&feature=related

続いて、アヴェマリアといえば・・・
というほど有名なシューベルトのアヴェマリア。
Maria Callasで。

http://www.youtube.com/watch?v=l5cF5GGqVWo&feature=related

おまけは、Ave Mariaではなく、
同じく聖母マリアを指すAve Maris Stellaを
グリーグ(Grieg)の曲で(「2つの宗教的合唱曲EG.156」から)。
演奏は、St.John's College Choir。
Ave Maris Stellaは、「めでたし、海の星よ」という意味。
カトリック教会の伝統では、「海の星」は聖母マリアのこと。
この星は、地中海東岸より見た、
西の海に輝く宵の明星(金星)であるとする解釈があるとのこと。
また、「アヴェ・マリス・ステラ」は
アカディア(カナダに存在する領域文化圏)の国歌でもある。

http://www.youtube.com/watch?v=PP9jHD_dRFI