サイモン&ガーファンクル

2012.11.16

サイモン&ガーファンクル
『スカボロフェアー。
『エミリーエミリー』
『明日に架ける橋』

今日の音楽は、昨日、イギリスのフォークソングだったので、
その流れで、不朽の名作・サイモン&ガーファンクルの
『スカボロフェアー(Scaborou Fair)』。

この曲は、もともと英国の伝統的バラード。
16~17世紀、『エルフィンナイト』 というバラードを
作り変えたものが19世紀末に編曲され、
それベースにして、サイモン&ガーファンクルが歌ってヒット。

本来の歌詞は、かつてのヨークシャー地方の
スカボロフェアーという市を舞台にしたもので、
恋人に捨てられた若い男が不可能な仕事を成し遂げれば、
彼女を取り戻すだろうと歌う・・云々。
「parsley, sage, rosemary and thyme」という
魔女の呪文のようなところが印象に残るが、
パセリは消化の助け、セージは耐久力の象徴、
ローズマリーは貞節、愛、思い出、タイムは度胸の象徴だとも。
かなり謎めいた歌詞ではある。
「マザーグースの歌」のなかでも印象に残るもの。

サイモン&ガーファンクルのヴァージョンは、
映画『卒業』の挿入歌として最初に発表され、
アルバム『パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム』に
「スカボロー・フェア/詠唱」として収録された。
ポールサイモンによる、その「詠唱」の部分には、反戦的な意味合いがある。

http://www.youtube.com/watch?v=0B3zAei00H4&feature=fvwrel

続いて、サイモン&ガーファンクルのとてもとても美しい歌、『エミリーエミリー』を。

http://www.youtube.com/watch?v=9CiLJjYPkFE

おまけは、なんといってもサイモン&ガーファンクルのなかでも
名曲中の名曲『明日に架ける橋』を。

http://www.youtube.com/watch?v=ebmGt1yO0_c