ハンバートハンバート『怪物』『おなじ話』

2012.10.30

ハンバートハンバート
『怪物』
『おなじ話』

今日の音楽は、火曜日ということで「火」がらみ。
ブルーマンデーを払拭して、
遊び感覚で火曜日を乗り切ろう!火を燃やそう!ということで、
たき火のまわりで踊りながら怪物がでてくるのを待つ不思議な歌、
ハンバートハンバートの『怪物』。

こういう化け物的なの、好きだったりします。
火のまわりを踊りながら怪物を召還するのだけれど、
その怪物というのは実は自分の見えない姿だったりする。
自分は「鏡よ鏡よ鏡さん、世界でいちばん美しい人はだあれ?」
とかいってそこにうつった自分にうっとりしていたとしても、
そこにうつっているのは本当は怪物だったり・・・。

それが集団で召還することになると、とても恐ろしい怪物だったりもする。
たとえばナショナリズムの影の側面とか。

ハンバートハンバートのは、フォーク・カントリー風の音楽で、
とてもシンプルなのが気に入ってます。
5枚目のアルバム『道はつづく』から。

http://www.youtube.com/watch?v=J2Hi938dEEc

もう一曲。
ハンバートハンバートの『おなじ話』も。
4枚目のアルバム『11のみじかい話』から。

これを聴くだけではわからないのですが、
語りかけられて答えている妻というのは、
死んだ妻だということがどこかにあった。

そう思って聴くとちょっと切ない。
でも、人は死んで肉体はなくなるけれど、
ほんとうはいつも「そこ」にいる永遠の存在だと知っていれば、
悲しみの質は変わってくるんじゃないかと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=8rbgFVpD6uY&feature=relmfu