デイヴィッド・シルヴィアン『アンコンモン・ディアティーズ』

2012.10.19

 デイヴィッド・シルヴィアン
『アンコンモン・ディアティーズ』

デイヴィッド・シルヴィアンの関わった
新譜『アンコンモン・ディアティーズ』(Uncommon Deities)が発売された。

ヤン・バングとエリック・オノレの二人が構築したサウンドの中に
シルヴィアンの詩の朗読が配された美しいアルバムになっている。

デイヴィッド・シルヴィアンは、ぼくのもっとも好きなアーティストの一人。
常に実験的でありながら、新たな美をそこに創造する天才。
今回の作品も素晴らしい。

固有名詞の羅列になるが、アルバムの主な内容を記しておきたい。
詩はノルウェイの詩人、
ポール・ヘルゲ・ハウゲンとニルス・キリスティアン・モー・レプスタッド。
アルヴェ・ヘンリクセン(トランペッター)と、
シッツェル・アンドレセン(シンガー)のパフォーマンス。
「即興音楽家、冒険的な音楽家が一堂に会するノルウェイで開催されている世界で最も重要なフェスのひとつ」である昨秋のプンクト・フェスティヴァルで、福井篤の絵画とシルヴィアンによるオーディオで披露されたインスタレーションでのライブ録音が組み合わされているとのこと。

アルバムの最初に収められているThe god of single cell organismsが
YouTubeでも聴ける。

http://www.youtube.com/watch?v=_Al0Pc8Pkeo