ジャズ・スタンダード曲を味わう

2012.10.4

 ジャズは好きでよく聴く。最近わりとよく聴くのは、ECMからでているものが多かったりもする。PaulMotian,Lars Danielsson,Tord Gustavsen,Bobo Stenson,Stefano Battagliaなど。とはいえ、ときにはブルースなども聴きたくなって、Robert Johnsonなどからはじまって、ブルースの歴史を辿ってみたりもしたくなる。そして、ときにはスタンダードなジャズヴォーカルなども。
しかし、意外にというか、ジャズの詩というのはよく知らないでいたりするし、その背景などもよく知らずにいる。ちょうど、明日10月5日からNHKラジオ第2放送の「カルチャーラジオ」で『ジャズ詩大全』などもだしているジャズピアニスト・ボーカリストの村尾陸夫さんによる、「ジャズ・スタンダード曲を味わう」という放送が始まる(12月まで)ので、聴いてみたいと思っている。
 ちなみに、テキストによれば、初回は、ジャズ誕生前の時代の曲、フォスターの「草競馬」と「いとしのクレメンタイン」である。1885年のヒット曲。これらの時代、生の楽器以外存在していない。「楽譜とピアノが驚くほど売れた時代」だったのだ。参考までに、YouTubeで古そうなタイプの演奏(西部劇)を探してみました。

http://www.youtube.com/watch?v=P4_o6xmg5Mo

この放送、1回目はジャズ以前の時代。2回目は「ジャズ誕生」ということで、1920年、メイミー・スミスが出したレコード「Crazy Blues」が紹介されています。 I can't sleep at nightではじまる曲。

http://www.youtube.com/watch?v=qaz4Ziw_CfQ

この放送は、時代を追っていろんなジャズ・ヴォーカルとその歌詞が紹介されていますが、YouTubeがあるので、いろいろ実際にその都度聴くことができますから便利な時代ですね。先の「Crazy Blues」の次に紹介されているのは、W.C.ハンディが1930年代に著作権登録をした「Careless Love」で、実際には1840年頃から歌われていたトラディショナルな曲なのだそうです。これもYouTubeにあった、Odettaの演奏から。

http://www.youtube.com/watch?v=LOGXiYruaug