ウミネコ繁殖地

島根県邇摩郡温泉津町 2003.3.30)

ウミネコ繁殖地では、出雲の近くの大社町日御碕の経島が有名ですが、日本海側としてはここが西南限だということです。温泉津町教育委員会が海岸に立てている掲示板によればここ(松島の近く)から少し東北側に位置している「沖蛇島」がウミネコ繁殖地だとされているようですが、そちらにはそれらしい場所は見つかりませんでした。ウミネコは警戒心が強いということなので、場所を移動しながら繁殖地を決めているのかもしれません。
上記の掲示板によれば、昭和47年頃からウミネコが飛来、繁殖しはじめ、今では700〜800羽。毎年11月から12月頃島の近海に姿を見せ、2月頃島に降りてなわばりを決め3月頃から巣作りをはじめ4月頃産卵。卵は3週間あまりでふ化し7月頃巣立ち下旬には島を去る、ということです。ちょうどここに行った3月30日は巣作りから産卵の最中ということになりそうです。ちなみに、ウミネコはカモメの一種で鳴き声がネコに似ているところからその名がつけられているようです。

■風のミュージアム・トップページへ

■「神秘学遊戯団」トップページへ