石は語る

鬼の舌震2

(島根県 2002.3.17)

一昨年の7月ぶりで訪れた鬼の舌震。前回のデータを削除し、今回のものに入れ替えました。
以下、「鬼の舌震」に伝わる伝説を現地のサインから。
「鬼の舌震(したぶるい)とはいかにもおそろしそうな名前ですが、この名の由来は出雲の国風土記によれば、阿伊(あい)(現在の馬木)の里に美しい姫が住んでおり、この姫を慕って日本海に住む悪いワニが夜な夜な川をさかのぼってきた。姫は、このワニを嫌って大岩で大馬木川をせきとめ、姿をかくしてしまった。しかし、ワニの姫に対する気持ちは変わらず、その後の幾度となく川をさかのぼってきたと記されています。この「ワニの慕ぶる」が転化して鬼の舌震と呼ばれるようになったといわれています。」

  

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