大地逍遙

青海島2

(山口県長門市仙崎 2002.4.28)

三度目の青海島は晴天に恵まれ、また干潮ということもあって、間近に迫る岩塊を観察することができました。
<友成才『日本列島ロマンの旅/景勝・奇岩地学探訪』(東洋館出版社)より)
青海島は山口県長門市仙崎の対岸に浮かぶ周囲約40kmの日本海では佐渡・隠岐につぐ3番目の大きさをもつ島である。この付近は北長門海岸国定公園の中心部にあたり、澄み切った青い日本海と島の緑が調和して美しい自然の光景をつくりだしている。
島の東部および西部には比較的広い範囲に流紋岩質凝灰岩が分布し、中央部には主として玄武岩質の山地とともに石英安山岩質凝灰岩や流紋岩質凝灰岩があらわれている。また島の南側海岸線付近には関門層群に属する中生代の砂岩、頁岩の互層や流紋岩質凝灰岩などが分布している。そのほか島の北西部には小範囲ではあるが、花崗岩があらわれている。このように小面積の島の中に、多種、多様な火成岩・堆積岩が存在し、それらが見事な露頭となってあらわれている。

 

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