花窟神社

三重県熊野市有馬町 2001.9.22)

 祭神、伊弉冉尊が西一、五粁の処に鎮座する産田神社の地に於いて 軻遇突智尊を生み給いて神去りしによりこの地に葬る。
 日本書紀に「一書曰 伊弉冉尊火神を生み給う時に灼かれて神去りしぬ 故れ紀伊国熊野の有馬村に葬しまつる 土俗此神の魂を祭るには花の時に花を以って祭る 又鼓吹幡旗を用て歌い舞いて祭る」とあり、即ち当神社にして、其の由来するところ最も古く、花窟の名は増基法師が花を以て祭るより起これる名なり。花窟神社は古来社殿なく、石巖壁立高さ四十五米。南に面し其の正面に壇を作り、玉垣を周う拝所を設く。此の窟の南に岩あり、軻遇突智神の神霊を祀る。
「花窟神社由来書」より
鎮座地 三重県熊野市有馬町上土130
祭神  伊奘冉尊、軻遇突智尊)

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