《能勢伊勢雄BOOKフェアの話》から |
2013.4.22 |
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◎能勢伊勢雄『新・音楽の解読: ダダ/インダストリアル/神秘主義/ハウス/ドローンまで、誰も教えない音楽史』(DU BOOKS /2013.3.27) 能勢伊勢雄さんの『新・音楽の解読』(この本、かなりぶっとびものの内容。スゴイ!)の刊行されたのと合わせて、岡山の丸善シンフォニー店で能勢伊勢雄さんのオススメする本を並べた「能勢伊勢雄BOOKフェア」が開催されている。そのフェアにはもちろん、写真や美術関係の本があるのはもちろんだしシュタイナーの本も置かれていたりする。 ぼくがあえてご紹介するまでもないかなと思っていたのだけれど、それとは別に先日でていた中谷宇吉郎『科学以前の心』を楽しく読んでいたのとシンクロするように、そのフェアに『中谷宇吉郎の森羅万象帖』という、「科学者・中谷宇吉郎の軌跡を図版豊富に辿り、宇吉郎の科学に対する姿勢を浮き彫りに」している図鑑のような本が並べられていた!!ので、そのご紹介かたがた。そういえば、少し前に能勢伊勢雄さんから中谷宇吉郎関係の相似性の話をお聞きしたところだったのを思い出したのだった。 中谷宇吉郎は、ぼくのずっと敬愛している寺田寅彦の弟子。本書の最初あたりのページにも、1932年に北大で寺田寅彦の臨時講義の際にいつされた写されたツーショットの写真が掲載されている。恩師を尊敬しているのか、この二人、ほとんど同じようなポーズ、同じような帽子にスリーピースを着ている。 その『中谷宇吉郎の森羅万象帖』には最後の折り返しのところに特性のルーペが添付されている。で、ふと思い出したのが、能勢伊勢雄さんが2005年に出された『スペクタクル能勢伊勢雄1968‐2004』にもルーペがついていたこと。このルーペは、あまりに文字が小さいので老眼になるとまる読めないからだろうけど(¨;)、『中谷宇吉郎の森羅万象帖』のほうは、たぶん観察用のルーペなんだと思う(まあ、どっちでもいいけれど、ちょっとうれしい)。 |