現代物理学を学ぶための二冊
『物質のすべては光』『元素周期表で世界はすべて読み解ける』

2012.11.28

●現代物理学を学ぶための二冊 
『物質のすべては光』『元素周期表で世界はすべて読み解ける』2012.11.28

■フランク ウィルチェック『物質のすべては光/現代物理学が明かす、力と質量の起源』
 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫/2012.11.9)

現在勉強中のヌーソロジーでは、「量子世界とは人間の無意識構造」であり、
精神と物質は量子世界でつながっているということで、
ボゾン(光子・グルーオンなど)、
フェルミオン(電子、ニュートリノ、クォークなど)などの
ミクロ世界についてある程度理解しておいたほうがよく理解できるということなので、
久しぶりに現代物理学についての比較的新しい理論についての、
比較的わかりやすそうな本を探していたら見つかったものの一冊がこれ。以前から読みたいと思っていた本で、
ちょうど文庫になったので読み始めている。

フランク ウィルチェック『物質のすべては光/現代物理学が明かす、力と質量の起源』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫/2012.11.9)

著者の著者ウィルチェックは、クォークを結びつける相互作用がもつ
不思議な性質を説明する「漸近的自由」の発見により、ノーベル賞を受賞したとのこと。
面白いことに、ここではすでにナンセンスとさえされていたはずの
「エーテル」の可能性についての話などもあり、思いのほか面白い。

■吉田たかよし『元素周期表で世界はすべて読み解ける/宇宙、地球、人体の成り立ち』
  (光文社新書/2012.10.17)

ヌーソロジーの勉強のためのもう一冊は、「元素」についてのもの。
シュタイナーでも、生きた酸素とか炭素とかの話も農業などではよくでてくる。
もちろん、「鉄」は自我とも、またミカエルとも関係が深い。
ヌーソロジーでも、元素は「次元観察子」と深い関係をもっているとされる。

ちょうど、3.11以降、放射性物質などについても理解が必要だということで、
元素に関する本をいくつか読んでいたりした。
そのなかで、 セオドア・グレイ『世界で一番美しい元素図鑑 』
という図鑑は今でも折にふれて見ていたりするが、気になるのは「元素周期表」。
なにかわかりやすい視点はないかと思っていたら、面白そうな本がでていた。

「周期律表とは、量子力学の結論を、数式に頼らず表すものである。」
「「周期律表の本質は、科学が到達した曼荼羅である。」
ということで、
しばし周期律表と愉しく戯れてみることにしようと思っている。