田中 法生『異端の植物「水草」を科学する』

2012.11.12

田中 法生『異端の植物「水草」を科学する』(2012.8.25/ベレ出版)

先日は、「苔」について少しふれたが、その流れ?で、「水草」の本をご紹介してみることに。
田中 法生『異端の植物「水草」を科学する』(2012.8.25/ベレ出版)。
水草を知らない人はいないと思うけれど、
水草のことをどれだけ知っているかというと、
実際のところほとんど知らずにいた。
子どもの頃、魚(金魚や川とかで採ってきた淡水魚など)を水槽で飼っていたが、
そのときに適当に水草も採ってきていたり、
十数年前に、ホテイアオイをベランダで育てていたりして、
いくつか水草の名前を知っていたくらい。

水草は、植物の世界では少数派だというのはわかるけれど、
その生態は不思議なところがあるようで、
水草の祖先は陸上で生活していたにもかかわらず、水中に戻っていったのだそうです。
「水草はなぜ水中を生きるのか?」、謎ですが、
人間にもそういう人がいる(¨;)・・・のかもしれないので、
植物にもいろいろあるのだろう、と。

それに予想通り、日本の水草の40%以上は絶滅危惧種だそうで、
まずは関心を深めるところからはじめたいと思う。
しかし、世界は知らないことだらけ。
もちろん、自分のことさえ全然知らずにいるのだけれど・・・。