田中美穂『苔とあるく』(WAVE出版)

2012.11.8

田中美穂『苔とあるく』(WAVE出版)

「コケ」がらみでもう一冊。田中美穂『苔とあるく』(WAVE出版)。
苔について調べ始めるまでまったく知らなかったのだけれど、
岡山県倉敷市に「蟲文庫(むしぶんこ)」という古本屋さんがあって、
著者の田中美穂さんはこの店主さんだそうな。

そして、「岡山コケの会」及び「日本蘚苔類学会」の会員。
猫2匹、亀5匹とともに暮らしていて、
将来の夢は「古本屋のコケおばさん」だとのこと。

こんなユニークな人が近くにいたとは、驚き。
まったく知らなかったのだけれど、
岡山の詩人、永瀬清子さんには「苔について」という詩があり、
それが本書の最初に載せられている。
岡山は、苔と近しいところなのかもしれない。
たしかに、ぼくの知る限りでいえば、
苔のような生態の人というのは多いのかもしれない・・・という気がしてきた(..;)。

古本屋の「蟲文庫(むしぶんこ)」のページもあった。愉しい。
http://homepage3.nifty.com/mushi-b/