私が選ぶ国書刊行会の3冊

2012.11.8

国書刊行会40周年記念の小冊子『私が選ぶ国書刊行会の3冊』が
書店にあったのでもらってきた(無料)。
知名人の方々にそれぞれ国書刊行会の出版物3冊を選んでもらい、
それについて語るというもの。
表紙にも国書刊行会らしいヴンダーカンマー (Wunderkammer/驚異の部屋)を
イメージさせる写真が使われている。
国書刊行会からでている本はどれも特色があるのでよく覚えている。
シュタ イナーの『アカシャ年代紀』(高橋巌訳)などもでていた。

ぺらぺらとめくってみて面白そうな選定をしているものを挙げてみる。

安藤礼二/
『書物の宇宙詩渋澤龍彦蔵書目録』
松山俊太郎『綺想礼賛』
ディーレイニー『ダールグレン』

円城塔/
パオロ・ロッシ『普遍の鍵』
スタニスワフ・レム『虚数』
<ウッドハウス・コレクション>

菊地秀行/
ドラキュラ選書.全10巻
デイビッド・スカル『モンスター・ショー』
『ウィアード・テールズ 別巻』

佐野史郎/
アレイスター・クロウリー『法の書』
<底本ラブクラフト全集>
『芳年妖怪百景』

谷川渥/
<バルトルシャ イティス著作集>
エリー・フォール<美術史>全7巻
マリオ・プラーツ『肉体と死と悪魔』

西崎憲/
ボルヘス『夢の本』
『黄金仮面の王 シュオブ短編 選集』
『愉しいビーダーマイヤー 19世紀ドイツ文化史研究』

沼野充義/
ヤン・ポトツキ『サラゴア手帳』
ファジリ・イスカンデル『チェゲムのサンド ロおじさん』
バルトルシャイティス『アベラシオン』

蜂飼耳/
イヴァン・クリーマ『僕の陽気な朝』
朱天心『古都』
ウィリアム・トレヴァー『アイルラ ンド・ストーリーズ』

松岡正剛/
バルトルシャイティス『イシス探求』
『山東京伝集』
ジョルジュ・ロデンバック『死都ブリュージュ/霧の紡車』