海野弘・監修『おとぎ話の古書案内』

2012.10.24

 海野弘・監修『おとぎ話の古書案内』(PIE/2012.10.23発行)
主に20世紀の初め頃からのおとぎ話の絵本の世界を紹介した、
ちょっとぜいたくな本が出ていた。
「西洋アンティーク図版本」のシリーズらしい。
「かわいい子どもの絵本・たのしいしかけ本・瀟洒な大人の挿絵本
・絵本の中のゆかいな動物たち… などなど」。

ぼくは決してこの種のおとぎ話本を読んで育ったほうではないけれど、
そういう目からみても、ここで紹介されている
アンティーク絵本の数々には目を奪われ、飽かず眺めてしまう。

紹介されているものをいくつか挙げておきたい。
エドマンド・デュラック、カイ・ニールセン、
ヴァージニア・フランシス・ステレット、トーマス・マッケンジー、
ヨン・バウエル、ミルコ・ハナーク、ビアトリクス・ポター、
ハリー・クラーク、マリオ・ラボチェッタ、ジョルジュ・バルピエ、
アンドレ・E・マルティ、ジョン・オースティンアン・ハリエット・フィッシュ、
J・J・グランヴィル、アーサー・ラッカムなどなど。