荒木飛呂彦 ジョジョ・シリーズ・Part 8「ジョジョリオン」第3巻

2012.9.25

荒木飛呂彦のジョジョ・シリーズ・Part 8
「ジョジョリオン」の第3巻がでている。
相変わらず面白い。
しかし、このシリーズ、ぼくにはめずらしく
ずっと読み続けているのだけれど、いつまで続くんだろう。

荒木飛呂彦の絵は、腰の極端なひねりや回転、
奇矯な手足の動きなどを加えた「ジョジョ立ち」といわれる
独特のポージングなどにも観られるように、
ルネッサンス美術、特にミケランジェロに影響を受けているというが、
いわれてみればなるほど。
コマワリも独特だ。

様々な超能力をヴィジュアル化したキャラクター表現
「スタンド」というのもとても面白い。
こうした「能力バトル」的なかたちを
漫画の世界に浸透させたのは荒木飛呂彦で、
『ブギーポップは笑わない』の上遠野浩平などの世界も、
おそらくはその影響のもとにあるように思う。
実際に、荒木飛呂彦のジョジョの世界と
コラボレーションしている作品『恥知らずのパープルヘイズ』もあったりする。