風のブックマーク2004
「雑誌」編

pen「ジャズのデザイン」


2005.4.14.

■pen2005 No.150 4/15
   「見て楽しんで、聴いて驚く、
  ジャズのデザイン」
 (阪急コミュニケーションズ)
 
ごくたまに見る雑誌pen。
今回は「ジャズのデザイン」が目を引く。
ジャズのデザインとはもちろんジャケット。
 
ジャズがかっこいいと思ったのは、
あのスタイリッシュなジャケットが大きい。
少なくともロックよりも渋いし、
ブルーノートの「青のジャケット」なども
いちど見たら忘れない。
リード・マイルスというデザイナーが創造した
“ブルーウォッシュ”という技法らしい。
 
以前、なにかのパンフレットを仕事で頼まれたときに、
そのときにいっしょに関わったデザイナーが
ソニー・クラークのCOOL STRUTTIN'の
ジャケットイメージでやってみよう、と
あのタイト・スカート&ハイヒールで
闊歩する女性のシーンをパロったことがある。
あのスウィングする文字の感じもパロってみた。
クライアント担当者はそれと気づかなかったようだけど、
せっかくだからとその歩くシーンの撮影も入れた。
なかなかいいできだったと思うのだけれど、
おそらく半ばは自己満足だろう。
しかしやはりそこにはあの「ジャズのデザイン」があったのだ。
 
ジャケットはやはりかつてのLPレコードのそれがかっこいいが、
次々とCD化している往年のジャズのレコードで
そのジャケットのスタイルを偲ぶことはできる。
 
一時期ジャズジャズジャズ……になったことはあるが、
今はもうそうでもなくなってはいる。
ある種の郷愁になりかけていて、
ときおりセロニアス・モンクなどかけてみたかったりもする。
そういえば、志ん生をセロニアス・モンクのようだといったのは
志ん朝だったな。
 
 

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