風のブックマーク2004
「雑誌」編

『考える人』2005年春号
「クラッシック音楽と本さえあれば」


2005.4.8.

■『考える人』 2005年春号
 「クラッシック音楽と本さえあれば」
 (新潮社)
 
クラッシック音楽と本さえあれば・・・。
ぼくはそうでもないな、というふうに思い、
ついつい久しぶりに読み始めてしまった雑誌。
内田光子のロングインタビューというのが気になったのもある。
 
それと、「作家に聞くベストクラシックCD]とか
「音楽家に聞く好きな本3冊」という
ありがちな企画ではあるものの、
つい好奇心がでてしまったのもあったりする。
もちろん、なあんだ、という答えもあれば、
ほほう、という答えもある。
これはこれで、たまには面白いし、
では、じぶんならばどうだろうというのもでてくる。
 
実際、どうなのだろう、というのがこのアーティクルを書こうとした意図である。
春でぼーっとしている時期というのは、
そういうのもいいかもしれない、というわけである。
とはいえ、けっこう答えるのがむずかしい質問ではある。
ベストクラシックCDに好きな本3冊。
もちろん普遍的にぼくにとってどうだというのではなく、
今ならどうだということである。
 
まず、ベストクラシックCDとなると、
やはり今i-Podに入れてあるもののなかから、ということになるだろう。
 
バッハばかりになりそうなので、
バッハは、BCJのカンタータシリーズのみということにする。
あとは、アファナシェフの弾くブラームスの後期ピアノ曲集。
それから、武満徹のギター作品集。
そして波多野睦美+つのだたかしの「アルフォンシーナの海」。
あと、最近わりと聴いているものでは、
ラヴェルのオーケストラ作品(アンセルメ指揮)などもある。
ラヴェルがドビュッシーのピアノになったりもするが、今はラヴェルである。
 
あと、好きな本3冊というのは、困るが、
要は、いつも鞄に入れておきたいという本だから、
シュタイナーは外せない。
今日あたりだと、『照応する宇宙(マクロコスモスとミクロコスモス)』だろうか。
詩集も1冊はほしいので、入沢康夫詩集(現代詩文庫)。
入沢康夫でない場合は、鈴木漠詩集。
お話をなにか一冊と狂言関係の本はほしいけれど、
あと一冊限定とすれば、「老子・荘子」(特別にまとめて)になるか・・。
 
ついでに、i-Podにいれてある関係で「落語」なども3つ選んでみると、
やはり志ん朝、圓生、それからううん、思いきって枝雀。
志ん朝では、いちばん最初にCDを買った「抜け雀」。
圓生は、圓朝の作品をとりあげた「牡丹灯籠」などを。
枝雀でも、いちばん最初にきいた「蛇含草」とか。
そういえば、最近いちばん笑えるのが枝雀だなあと思う。
マクラもいちばん面白い。
 
・・・ということで、きりがないのでこのくらいで、
お後がよろしいようで。
 
 

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