2008年の作品(第2期)
2008年は腰痛の具合が比較的順調ですので、続けてもう1本製作。9月に完成したカワハギ竿です。
2008年9月完成分1本
カワハギ竿 布袋竹 + 孟宗竹手元 + グラス穂先 約2m インロー2本継ぎ
胴に使用する布袋竹は、節が込んでいてテーパーのある素材ですので、本来ならば手元の孟宗竹とは並継ぎにするところを、今回はインロー方式で両者を接着してしまう予定で、素材の口径を合わせるのに若干苦労しました。『極鋭カワハギ』風に例えると1432調子?穂持ちから徐々に手前に乗る調子ではなく、荷重を受けると先に手元側に逃がすような設計です。穂先は極先調子のため、アタリには敏感に反応しますが、魚を掛けると手元から曲がって、大物の急激な引き込みにも柔軟に対応できる竿をイメージしています。
材料の関係で変則的な切り組となりました。/装着予定のガイドとリールシートです。
研ぎ出し塗りも終了し、仕上げ塗りに入っていきます。ここからさらに細かい神経を使う作業の連続です。