小型両軸リール
  シマノ アクシス 400F
  シマノ ’02 バイオクラフト 400
  シマノ カルカッタ小船 400
  シマノ カルカッタ小船 1000
  シマノ カルカッタ コンクエスト 200
  ダイワ ミリオネアCV−Z 100SFR
  ダイワ エアド・レッドチューン 100R
  OKUMA TRYON 100
  ティカ タクティカ HJ50H
  ティカ タクティカ HT50H
小型スピニングリール
  シマノ ’01 ステラ AR 2000
  シマノ ’02 ツインパワー 2000
  シマノ ツインパワー 2000XT (旧型)
  シマノ ’02 バイオマスター 2000
電動リール
  シマノ ’09 電動丸400C
  シマノ ’01 電動丸1000H
  シマノ ’07 電動丸1000SP
  シマノ ’11 フォースマスター1000MK
  シマノ ’08 電動丸3000XH
  シマノ ’07 電動丸3000ビーストマスター
  シマノ ’05 電動丸4000HP
  ダイワ ハイパータナコン400FBE
電動リール用バッテリー
  グローバルテック GANGAN
  シマノ 電力丸 8.8Ah
  PROX LRP−6600

リール



シマノ アクシス 400F


サンスイカワハギバトル2003の賞品で頂いたリール。コンクエスト200に比べて、ギア比、スプール径共に同100番と同クラスの一回り小型の軽量リール。カワハギ釣りの予備で使用していましたが、船釣り用に装備されたロングパワーハンドルにより、巻き上げ力も申し分なく軽くて非常に使いやすいです。手にしたときの高級感はコンクエストに及ばないまでも、コストパフォーマンスに優れており、とりあえず一台という方にはお勧めできるリールだと思います。当時は良いリールを頂いたと思い感謝していましたが、その後PARK君に譲ってしまい、手元にありません。一応使っていたということで載せておきます。


シマノ ’02 バイオクラフト 400


子供とカワハギに行くためリーズナブルなところでコレを購入。最初のうちは巻上げ感も良く、私もお気に入りでしたが・・・ボディーのサイドを止めてある黒くて小さいネジがありますが、これが錆びやすくて、しかもネジ山がすぐ潰れるので要注意。塗装もちょっと剥げやすいかも。一度、釣りの最中にハンドル回してもクラッチが入らなくなり慌てたことがありましたが、何かの拍子に元に戻りました。友人はクラッチレバーを押してもクラッチが切れなくなり修理に出したようですが、その後、私も同じ現象となり修理依頼。故障しやすいのかもしれませんので、釣行時にこれ1台では不安です。で、2009年の某日、実釣でハンドルが重たくなってきたと思ったら、巻き上げ中、滑る感じがして、仕舞には巻き上げ不能に陥りジ・エンド。このリールを使うときは、必ず予備を持参していたので事無きを得ましたが、この期に及んで修理に出す気もしなくなり、現在、故障したまま放置。


シマノ カルカッタ小船 400


私が釣りを始めて最初に購入した両軸リールです。雨の日に使用したところ、木製のグリップが何故か膨張して回らなくなり、現場で酷い目に会ったことがありました。現在はハンドル全体を交換して復活してます。最近は高性能な小型リールが普及し、自身も手持ち品が増えたため、めっきり出番が減ってしまいました。元々1.5号のラインを巻いてカワハギで使用していましたが、現在はめっきり出番無しとなりました。


シマノ カルカッタ小船 1000


だいぶ昔ですが、ヒラメ釣り用に購入した1台。小物用両軸リールの種類は昔も今も豊富ですが、当時、このクラスになると各メーカーとも選択肢がだいぶ少なかったもので、同社のコンクエストやダイワのミリオネアも考えましたが、出番が少ない割りにお値段が高価。400番の性能が悪くはなかったので、同シリーズの1000番を購入してみましたが、コストパフォーマンス的には十分満足の行くリールです。3号を200m巻いてヒラメ釣りで使用しましたがバランスは良好。半年ほどのブランクの後、久し振りに引っ張り出したら、ギアが固着してしまいハンドルが回らなくなりましたが、すぐに分解できるのがこの手のリールの良いところでして、自分で錆や塩ガミを掃除してグリスアップしたら蘇りました。その後の度重なる使用で、さすがにドラグの滑り出しも不安定、巻き上げのゴロつき感、クラッチが引っ掛かるなど経年劣化によりオーバーホールを依頼。ギアやドラグワッシャーの交換、グリスアップなど¥3,000程度の費用で元の状態に戻りました。最近はヒラメ釣りもご無沙汰ですっかり出番がなくなってしまいました。(2011.9.19)


シマノ カルカッタ コンクエスト 200


シマノの最高峰機種だけあって、購入当初、使用感は大変良好でした。フリップオープンを生かして別のPEを巻いた替えスプールも用意。初期生産の機種だったせいか、リールシートに固定するプレートと本体を接合しているネジ山が角張っており、遠投して少しバックラッシュを起こしたような場合にラインが引っかかってしまい、外すの苦労したことが2〜3回あります。このため、ネジ山をエポキシ接着剤で覆い角を丸くすることで、このトラブルを回避していましたが、その後の修理で本体のフレームごと交換になった際、ネジ山は丸く改良されていました。2003年12月はカワハギ釣行で故障。ハンドルがガラガラ言ってスプールが回らなくなってしまいました。予備のリールを持参していたので事無きを得ましたが、速攻で修理依頼。ついでにARBへのベアリング交換とオーバーホールを依頼。その半年後、クラッチレバーが押せなくなり(シマノのリールはコレが多い!)、またも修理依頼。壊れ易いのか使い方が激しいのかよく分かりませんけど故障がやたら多い。今はダイワのミリオネアをメインに使用していますので、殆ど出番はありません。(写真はたまたまT.Projectのハンドルに交換していますが、そのままでは装着できません。)


ダイワ ミリオネアCV−Z 100SFR


2004年秋に1台目を購入。見た目ハンドルがデカ過ぎてバランス良さそうに見えなかったのですが、『軽量アルミラウンドノブ TYPEV』もさすがバッチリフィットして、大変スムーズな使用感には満足しています。対するS社の丸型両軸リールの代表であるカルカッタコンクエストも以前はカワハギ釣りなどで相当使いましたが、実際に両者を使い込んでみた結論としては、堅牢性(故障率)、使用感、対劣化性においてミリオネアに軍配です。(あくまでも私見ですが・・・。)
で、どれだけ使ったか記憶に無いほどよく使っていますが、流石にハンドルがゴリゴリ重たくなってきてドラグも怪しい。これはそろそろヤバそうということで、購入後約2年経った2006年7月にオーバーホールを依頼。メインシャフトやギア類、ボールベアリングなど全交換で9,000円ちょい掛かりましたが、戻ってきて新品同様の回転を取り戻しました。オーバーホール時に古い部品も返却されますが、緑青や塩ガミなどそれは酷い状態でした。CRBBでさえあんなに錆びててビックリ。それだけよく使ったということでしょう。逆にそんな酷い状態になっていても実釣で使用不能に陥らなかった点は評価に値すると思います。その後、2008年3月に2度目のオーバーホールにてメインギアの交換。またまた新品同様の巻き心地に回復。そしてついでに2台目を購入し、ダブルハンドルを装着!2012年現在、今だ実釣で致命的な症状に陥ったことは無く、調子悪いと思ったら都度修理に出しながら今でも現役で活躍中。(2012.4.23)


ダイワ エアド・レッドチューン 100R


2009年春に購入。PE1号を巻いていた『バイオクラフト 400』がまたまた故障。さすがに何度も修理に出してまで使う気がしなくなり、代わりにちょっと目新しいところでこのリールを購入。PE1号の先にFGノットで5号のリーダーを結んで湾フグやマルイカで使用していますが、使用感は快適そのもの。ボディが小さくパーミング感は抜群、軽い割りに握った感じは硬性があって、意外と作りは堅牢な印象。ハンドルもバランス良く全体感としても完成度の高い一品だと思います。自作フグ和竿の朱塗りとこのリールの赤がマッチしてなかなかオシャレ、単なる自己満足の世界。(笑)2012年現在、未だ故障ゼロのままマルイカ釣りのメインリールとして活躍中。(2012.4.23)


OKUMA TRYON 100


スペックはD社の『ミリオネアCV−Z 100SFR』とかなり似ていますが、ミリオネアが定価¥39,000なのに対し、こちらは¥18,000と半分以下ですよ。ちなみにミリオネアはギヤー比:5.8、自重:295g、標準巻糸量:2号130m、ベアリング数:6。TRYONはギヤー比:5.1、自重:285g、標準巻糸量:2号150m、ベアリング数:6で耐海水対応ベアリングです。両者とも超精密マシンカットアルミフレームですが、TRYONは標準でマシンカットハンドルノブが装着されています。実際に触った感じはミリオネアの方がボディーに丸味があるのに対し、TRYONの方がやや角がある印象ですが、巻き上げのスムーズさなどまったく遜色無し。コストパフォーマンスは抜群だと思います。クラッチの位置がミリオネアよりやや低いですが違和感はありません。丸型の両軸リールがお好みの方にはかなりお勧めできる製品です。現在3台所有し、2台はPE2号を巻いてLTアジ専用機、もう1台は1.5号を巻いてイサキ釣りの予備機として使用中。


ティカ タクティカ HJ50H


2011年2月、マルイカ用に購入したのですが、当シーズンはマルイカ壊滅により船も出ず出番も無し。このリールの特筆すべき点はギヤー比7.1、1回転当りの巻き上げ長80cmのハイスピード。個人的には水深50m台まで上がってきた頃がマルイカの出撃時期。一日中、下ろしては回収の繰り返しなのに加えて、巻き落としを多用するマルイカ釣り、高速巻き上げリールは強い武器となるはずだったのですが・・・。(笑)エアドRTとタクティカHJ50Hのデータを単純比較すると、自重=170g/220g、ギヤー比=5.8/7.1、巻き上げ長=60cm/80cm、PE2号=150m/100m、ベアリング=6+1/6+2、最大ドラグ力=4Kg/4Kg。実売価格は¥14,240でエアドRTの半分です。HJ50Hの方がボディは一回り大きく、ハイスピード仕様のためか、スプール径がだいぶ大きいです。PE1号100m巻いてますが、下糸は3号50mでピッタンコ。FGノットでリーダー5号を2mほど繋いであります。長い長い出番待ち状態でしたが、購入後1年以上経過した2012年3月、この年の初マルイカ釣行に持参。で、心配のハイスピード故の巻き上げの重さは予想以上、40号オモリ背負って空で巻くのが限界。1回、マルイカ乗ったら重くて巻けなくなったし。(笑)心配が見事的中してしまい速攻でエアドに交換。やっぱハイスピードリールはダメか・・・。ロースピードのリールを軽い巻き上げで回数巻いた方が圧倒的に楽ということを身をもって立証しました。ちなみにボディの合わせ目(黒い部分とメタリックな部分の境界)から水が浸入し易いのも難。実釣時にはビニールテープでマスキングしました。(2012.4.23)


ティカ タクティカ HT50H


2011年夏に購入。上に挙げた「HJ50H」は2011年がマルイカ不発により未使用のままだったんですが、値段の割りに作りは悪くなさそう?一方、夏場のイサキ釣りで「TRYON100」(ギア比5.1)を使っていたところ、基本的にまったく問題は無かったのですが、ハンドル1回転当たりの巻き取り長がもう少し欲しくて、「ミリオネアCVZ100」(ギア比5.8)に替えてみたらこっちの方が使い易い。要はコマセシャクリで自分の1シャクリ分の巻き取り長がリールのハンドル1回転分に近い方が気持ちいいんじゃないか?などと考え始め、半ば実験的にコレを購入。下糸4号30m入れて1.5号100mでピッタンコ。ギア比7.1じゃ大き過ぎるかな?との懸念は大当たりで、巻き取り長80cmもやや大き過ぎ。如何せん60号のビシ、空で上げるのも重たいったらありゃしない。これに速潮も手伝ってイサキが3匹も掛かってきたら巻くのにヒーヒー。(笑)やせ我慢せず4、5投やって元に戻しました。で、次の釣行では下糸抜いて、空のスプールに1.5号100m巻いて行ったら、だいぶマシになったのですが、でもまだキビシイ感じが否めず、あえなく実験は失敗〜!ギア比7.1はオモリの軽い釣りじゃないと無理、いや、オモリ軽くても魚掛かったらポンピングでもしないと浮かせられないかも。ボディの合わせ目(写真の黒いフレームとシルバーの境目)から水が浸入し易く使用後のお手入れも面倒。ちなみに「HT50H」と「HJ50H」は、ボディの塗装とハンドルがダブルかシングルかの違いだけに見えますが、以下のように若干公表データが異なっていますので、参考までに載せておきます。結局、タクティカは2台購入しましたがいずれも失敗。バカですね〜。(笑)(2012.4.23)

型番 ギア比 自重(g) ボールベアリング 巻取長(cm) 糸巻量(PE-m) 最大ドラグ力(Kg)
HT50H 7.1 243 6RRB+2BB(SUS)+1RB 80 1号-200 1.5号-150 2.5/4.0
HJ50H 7.0 225 6RRB+2BB(SUS)+1RB 79 1号-200 1.5号-150 2.5/4.0


シマノ ’01 ステラ AR 2000


これもシマノの最高峰機種だけあって使用感抜群。ところが、ベールの付け根の折れが2回、ローラー内部部品腐食による巻取り不良1回、アーム止め付けネジの折れ(部品不具合)で合計4回も入院。意外とデリケートで壊れ安い?というか使い方が尋常じゃないのかもしれないので、なるべくいたわりながら使ってます。キス釣りのメインリールですが、とにかくドラグ性能が恐ろしいほどに良いので、大物外道を掛けたときなど、実釣では何回も助けられました。下位機種と比較するとやはり軽さや回転のスムーズさなどは秀逸で、簡単に言葉では表現できないものを感じます。その微妙なフィーリングに価値観を求めるなら、この価格にも納得できるでしょうし、その拘りによって釣りがより一層楽しくなるのではないでしょうか。


シマノ ’02 ツインパワー 2000


同じ2000番でもステラよりボディーがひとまわりでかい、スプールサイズは同じなのにね。1500番にすれば良かったと後悔したけど、ステラAR2000とスプールの互換性があるので、両方持ってくと何かのアクシデントの時に役立つかも。普段は予備で携帯、子供とキス釣りに行くときに使用してます。旧モデルと比べるとかなり改善されましたが、ステラと比べてしまうとやっぱり無骨さは隠せません。このクラスでそれを言っちゃ贅沢ですかね。


シマノ ツインパワー 2000XT (旧型)


これはかなり昔に買ったツインパワー2000ですが、シロギス入門の頃に使用したきり今は使っていません。


シマノ ’02 バイオマスター 2000


これは2003年荒川屋年末シロギス釣り大会で優勝した時、賞品で頂いたリール。普段はステラやツインパワーを使用していますし、竿何本も出す釣りはやらないので、出番が全然ありませんでしたが、ステラの故障が多いので、修理中にはツインパワーが格上げになって、こちらを予備のリールとして使用しています。使った感じはまったく問題なし。ツインパワーと大きな差は感じません。


シマノ ’09 電動丸400C


このクラスの小型電動リールは、D社がシーボーグ150Sを先行発売して注目を浴びて以来、自分も何時か買うんだろうな・・・と漠然と思いながらも、実際、何に使うんだろうか?小型電動リールが活躍しそうな釣り・・・マルイカも電動使いたくなるような深い時期はあまりやらないし、タチウオも浅場のライトタックルだったら電動なんて要らないし・・・これと言って決定的な用途が思い浮かばないまま様子見状態。その後、2009年にS社からも同クラスの小型電動リールが発売されたのがこの400C。定価ベースで¥65、000で実勢価格は30%OFF。シーボーグよりはかなり安価でしたが、またしても様子見。翌2010年、D社からレオブリッツ150が発売となり、価格設定が面白いことに先発の400Cより¥1,000低い¥64,000。その後、S社からは廉価版の400PLAYSなども発売されて双方出揃った状況。

一方、冬場のコマセシャクリに何度か釣行したところ、一日のうちでも狙いモノによって水深20mから深い場所だと70m程度まで下ろすことがあって、さすがに手巻きじゃ空での入れ替えがツラく、コレぞまさに小型電動リールの出番!ということで、電動はS社派の私としては以前から気になっていた400Cの方を購入。D社の方がカッコはいいんだけどね、色々と耳に入る話も多く・・・。(そう言えばシーボーグ150S、製品一覧から消えましたね。)で、悩んだのはPE何号何m巻くか。コマセシャクリやるには3号くらいの方がシャクリ易いのでとりあえずWX8の3号150m巻いてみましたが、後はやるものによってマメに号数入れ替えたりして対応しようと考えてます。そういう意味では小型電動リールもベイトリール並にスプール交換ができると便利なのですが、今後に期待したいところです。

とりあえず保田港出船のイシダイ五目で使用してみたところ実に快適。空巻きもそんなに遅くないですし、30cm超のアジが3本着いても一応は巻き上がります。良型のイシダイなど良い魚が食ったら手巻きで大事にやればいいことだし。あえて幾つか挙げるとすれば、@電源コードのコネクターの位置をもう少しズラしてくれると左手周りに余裕が生まれてよいのだが・・・個人差があるでしょうけどやや窮屈かな?といった印象。A実害は無いのですが、電源コネクターのゴムキャップが緩い。全部かどうか分かりませんが、私のはすぐハズれます。B巻き上げレバーがMAXに近づく辺りで急に強くなるポイントがあるような気がしてますが、まだ1回しか使ってませんので確認してみます。その他、クラッチがベイトリールと同じ形になりましたが、無意識に右横にクラッチを探してしまうことが何度かあって、これは自分の慣れの問題ですね。小型リールの必須条件であるフリースプール性能は良好、ドラグも滑り出しがスムーズで効きが滑らかです。

で、2011年3月、深場のウィリー五目で使用して、色々と確認してみたところ、上記@とAは相変わらずで、Bの「巻き上げレバーがMAXに近づく辺りで急に強くなるポイントがあるような気がする」は原因が分かりました。巻き上げレバーの強さが1〜30まであり、最大にするとHiになるのですが、30とHiの差が大きい。個体差があるのかもしれませんがコレが原因のようです。レバーの最後の押し込みでガクっと強くなりますので、魚掛けてやり取り中は若干注意が必要。上で30cm超のアジが3本着いても巻き上がったと書きましたが、2012年3月は赤イサキのトリプルで止まりそうになりました。(笑)上位機種と比べてしまうとそりゃ小さい分弱いに決まってますので、機種の限界やクセを掌握して上手く使ってあげることも大事だと思います。最初PE3号150m入れましたが、その後、ハナダイシャクリ用に4号110m入れて、また深場ウィリー用に2号200m入れたりと忙しく、電動も早く換えスプールを実現して欲しい。

コマセシャクリでの快適性を求めて『夢屋アルミラウンド型パワーハンドルノブ グレーMノブTypeB用』を装着してます。(2012.4.23)


シマノ ’01 電動丸1000H


初めて電動リールを購入する際にはかなり迷いました。まずはシマノかダイワか。ダイワのパワーレバーも捨て難く、当時シーボーグ400BDが出たばかりで魅力的でしたが、良いお値段していましたので、基本性能とリーズナブルさで1000Hを購入しました。いろいろな釣りで使いましたが、今のところ特に不自由したことはありません。ウネリがある日のビシアジ船などでは「楽釣モード」が良く働いてくれて助かります。使用回数は覚えてませんが、4年以上故障無しです。現在、400FBEと併用していますが、魚を掛けてから手巻きでドラグを使うマダイや青物には今だにこちらを愛用しています。(「夢屋04電動丸3000ハンドル」装着)


シマノ ’07 電動丸1000SP


2007年3月発売とのことだったので、特にお店に問い合わせることもなく、3月9日の夜にふらっと横浜サンスイ海釣り館に立ち寄ったらあるじゃん!7台くらいが箱積みされていて、4、5台は予約済の短冊が貼ってある。店員M君に、これちょーだい!と言うと、タイミングいいね〜!今入荷したばかりだよ!ってことで、見たらまだシマノの人がお店にいらした。WX8の4号を300m巻いてもらい、横浜サンスイ海釣り館のお買い上げ第一号客となりました。早速、翌日アマダイで使いましたが、使用感は良好。従来使用していた1000Hがだいぶ古いので、直近の機種との比較はできませんが、今回からモーターが換わったそうで、トルクのある安定した巻上げ感はパワーアップが実感できます。空巻きもずいぶん速くなりました。落下も遅くないし、80号程度なら糸送り機能は不要かもしれません。その後、ビシアジ、アマダイ、タチウオ、マダイ、イナダなどこの番手はけっこう出番が多いのですが、ドラグ性能も申し分無く、まったく不満を感じません。

・・・とお気に入りだったこのリールも、購入後、1年半程経過した2008年10月5日、久比里出船のアマダイ釣りの最中、いきなり故障。午前中は大丈夫だったのですが、午後に差し掛かった頃、レバーを倒したり、速巻きボタンを押しても一瞬反応しなかったり、怪しい兆候が現れ始めました。最初、電源コンセントの接触不良かと思って、鰐口クリップをゴリゴリやったりしましたが改善されず。次第にレバーを倒してもモーターが反応しなかったりでマズイ!と思って、何度もレバーをグリグリ動かしたら突然回り出したりと更に怪しい状況。騙し騙し使っていたのですが、次第に巻き上げパワーも衰えてきて、空で回収するのもやっとの状態。仕舞にはレバーを倒すと液晶の数字だけは上がるのですが、モーターまったく動かなくなりジ・エンド。早速、修理に出しましたが、戻ってきたら原因が分かるかもしれません。そんなに酷使したつもりは無かったし、信頼していただけに残念です。

・・・で2週間ほどで修理完了。詳細は分かりませんが、モーター部に原因が認められたため、パーツを新品に交換とのことでした。使用部品明細欄に「モータークミ」標準価格¥5,000とありましたので、モーター本体が新品に交換されたものと思われます。修理代は無償で対応して頂けました。その後、2010年5月時点で使用回数が22回となったところ、しばらく使う予定が無いので¥10,000ちょっと掛かってしまいましたが多い切ってオーバーホール。メインギアなどが交換となり、その後、しばらく状態は安定していたのですが、ついに2012年1月、久里浜沖水深65mのハナダイシャクリで2度目のモーター停止。どうもハナダイの電動アワセが想像より負担が大きいのかもしれず、釣り友のIさんも同じ釣りで愛用の600Hがモーター停止でまったく同じ故障。一応、修理は依頼しましたが、同時に昨年発売されたフォースマスター1000MKを購入してしまったため、以後出番は確実に少なくなるものと思われます。(2012.1.22)


シマノ ’11 フォースマスター1000MK


2011年、S社の電動リールが待ちに待ったフルモデルチェンジ。スプールアウトモータの採用によりロープロファイル化されたフォルム、400Cに続くサムレストクラッチ&クイックリターンクラッチの実装とスーパーフリースプールの実現。これにより一層D社の電動リールとルックスも機能も似てしまうのは必然と言えるでしょう。電動はS社派の私としてはヨッシャ!ついにやったか!発売早々飛び付きたかったところですが、1000SPのご機嫌が良かったため購入の理由が見つからず一旦は見送り。で、2012年1月、1000SPがついに2度目のモーター故障で実釣中にダウン。後日、修理依頼のため渋谷サンスイ船釣り館を訪れた際に聞いてみると、品薄と言われる中、800と1000が1台づつあるとのことなので1000番をその場で購入。PEはWX8だと多めに巻けるので、4号20m下巻き入れてから300m巻いたらピッタリ。新しい糸巻き学習法(New SLSV)も便利で楽チン。持った感じの質感も悪くなく、スタードラグのデザインも新たにメカニカルブレーキノブも金属製にチェンジされ高級感も高まりました。何よりも夢屋軽量アルミラウンドノブがデフォルトで装備されておりコマセシャクリで使うにはウレシイ仕様。

で、2012年2月、剣崎沖のアマダイ釣りで初使用してみたところ、持参したバッテリーの具合がイマイチで巻き上げ負荷が掛かると電圧が不安定となり、ホウボウが掛かってガタガタ暴れた程度で止まりそうになったりと、頼りない状態で真価はまったく実感できず仕舞い。それではと翌週のオニカサゴ釣行では純正の電力丸8.8Ahと保険で3000BMも持参。すると前回はいったい何だったんだ、まるで水を得た魚のように馬力が上がって絶好調。なるほど3000番と同レベルのパワーというのは確かに実感できるものの、如何せん早いとこ良型オニカサゴでも掛けて巻き上げないことにはエラそうなこと言えず。結局、その日の鬼は激渋により残念な結末となってしまったが、根掛かりで水深170mから仕掛けの絡んだ瓦礫を巻き上げた際には数値データの物語るパワーは間違っていないのだろうと・・・。まだ使い始めなのでこれから色々使ってみたいと思いますが、ギア比が5.1と高いのでトルクがどこまであるのか。イカ釣りだとヤリイカにはバッチリだろうけどスルメはどうかな?ちょうどスルメの時期に当てて3000MKがリリ−スされる予定なので、やはりスルメ用にはそっちが本丸か?

その他、気になった点を幾つか・・・@従来仕様ですと仕掛け落下時、前回と同じ水深に到達する直前に3回アラームが鳴るはずなのですが、これが鳴らなくなっていて、アマダイ釣りの際、落下中によそ見してオキアミの尻尾切ったり別の仕事してたら、底着いたの気付かず道糸がベロ〜っとフケてたなんてことが5、6回ありました。(笑)全体にアラーム音が小さ過ぎるような気がしますが、もしかして初期不良なのかな?A新設されたチョイ巻きボタンが惜しい。リールを左手でパーミングし、親指をスプールの道糸に当てた状態から、そのまま握り直さずに親指がチョイ巻きボタンまで届かない(私だけ?笑)。結局、ボタン押すのに右手を使うことになるので、ボタンの出番があまり無いのが実情。コレは後で分かったのですが、人差し指をリールの側面の段の部分に掛けて、抱え込むようにホールドすると届くんですね。残念ながら私の持ち方はそうじゃないんです。Bよくよく見ると右側のギアボックスがやけに大きく重心が右に傾き過ぎ。Cまた、リールの脚の中心からハンドルノブの付け根までの距離を計測してみたところ、’07電動丸1000SPが6.4cmなのに対して、本機は8.2cmとハンドルのノブの位置が竿から離れています。例えばコマセシャクリでハンドルを巻き上げた延長で竿のフォアグリップに右手を添える動作は明らかにやり難いと思われます。

Dリールの脚の場所が電動丸と異なるため、竿に装着した際、リールの位置が1cm強グリップエンド側にズレます。個人的に特に実害は無いのですが、もしかしてトリガーシート付きの竿に装着する際にはパーミング感が以前と変わってしまう可能性がありますので要注意。Eレベルワインドのガイドが電動丸より径が小さくなっているので、以前は頑張れば糸通しピンが無くても通せたのですが、本機では糸通しピンは必須と思われます。Fスプールへの糸巻き形状が従来はフラットだったのに対して、凹状になるのはマニュアルにも書いてあるように仕様らしいのですが、これにより、最速で仕掛け回収時、レベルワインドが両端を往復する際、巻き取りテンションにムラが発生し、ウィンウィンウィンウィンとウネるのがけっこう気になります。マニュアルには何ら問題は無いとありますが、使っててこれが一番イヤかもしれません。あっ、それともうひとつ肝心なことを忘れてました。Gライン放出時にレベルワインドが動きません。D社のリールの仕様は知らないので比較できないのですが、特に重たいオモリを使う釣りでは道糸の摩擦がキビシイような気が・・・。また、ラインの当たる角度によってはドラグ性能に悪影響がありそう。

自分はPEのマーカーしか信用しない人間なんでこれは違和感無かったのですが、棚メモや底からモードも廃止になったようで、これまで利用されていたユーザにとってはデグレードと感じる要素もまだありそうです。気になる点を幾つか挙げてみたつもりですが何だかけっこうあるなぁ・・・。E、F、G(@もそうかな?)は結局400Cと同じ構造だから同じと言われれば当たり前なのかもしれませんが、400Cより大型でスプールの幅も広ければよりヘビーな釣りで使用する訳ですから、400Cでは感じなかったその辺りのところがどうしてもデメリットとして目立つ感じが否めません。他はともかくF、G辺りは実釣で実害になり得る話なのでどう評価するか・・・。(2012.2.21追記)

【’07電動丸1000SPと’11フォースマスター1000MKの比較】

リールの脚からスプールの最上部までの距離を計測すると、ロープロファイル化により約1cm低くなりました。が、改めてバッドに装着してパーミング感を比べてみると旧型もそんなに悪くないな・・・というのが実感。フォースマスターは糸巻き形状が凹状になるので、全速回収時にレベルワインドの動きに合わせてテンションのウネリが発生し、これは気にし出すとけっこうイヤかも。


電動丸は最初からリールの脚が本体の右寄りに付いておりハンドルの付け根周辺がシンプルな作りなのに対し、フォースマスターは脚が本体の中央に付いており、尚且つ右側のギアボックスなども大きいため、重心が右に偏り過ぎの感あり。


リールの脚の中央からハンドルノブの付け根までの距離を計測するとフォースマスターの方が約1.8cm離れている。これはコマセシャクリなどで、リールのハンドルと竿のフォアグリップの間を右手が瞬時に行ったり来たりする動作には明らかに不利。


同じバッドに装着して比較するとフォースマスターの方が1cm強グリップエンド側に位置が移動。個人的に実害はありませんが、トリガーシート付きの竿に装着した場合にはパーミング感が従来と変わってしまう可能性もあり要注意。

型番 ギア比 最大ドラグ力
(kg[N])
実用巻上持久力
(kg[N])
自重
(g)
糸巻量
(PE-m)
最大巻上長
(cm/ハンドル1回転)
'07 1000SP 3.7 5.0[49.0] - 610 3-400、4-300、5-200 57
'11 1000MK 5.1 11.5[112.7] 6.2[60.8] 635 3-400、4-300、5-200 70
'07 3000BM(参考) 3.9 15.0[147.0] 5.5[53.9] 770 4-400、5-350 70

電動巻上速度
(m/分)
スプール寸法
(径mm/幅mm)
ベアリング数
(A-RB/BB/ローラー)
ハンドル長
(mm)
本体価格
(円)
最高180m/分の合計30変速 49/39 2/0/1 60 68,000
最高185m/分の合計31変速 44/33.4 10/2/1 70 68,000
最高170m/分の合計31変速 57/46 2/0/1 70 79,000


シマノ ’08 電動丸3000XH


実用巻上持久力4.4Kgで最大巻上速度は230m/分、数字上は『3000イカスペシャル』の上を行くスペック。ボディのデザインが変わって前よりカッコよくなったかな。その割りにお値段がお手頃だったので我慢できず購入。WX8の4号400m巻いてあります。@シマノの電動リール全般に言えるのかもしれませんが、D社と比べてスプールフリー性能は劣ります。周りより1秒でも早く落としたいイカ釣りではけっこう気になるところかも。A巻き終わりの際、減速しながら止まってくれるのは大変良いのですが、この機種は(個体差なのかな)あたかもギアチェンジしたかのように一度ガクンと遅くなるポイントがあり、これまで実害が出たことはありませんが、使っててちょっと気になります。滑らかに減速してくれると尚良いのですが・・・。B推定10杯超のスルメが着いたとき、巻き始めて少したったところでブレーカーが落ちて液晶が点滅。止まった瞬間、穂先が跳ね返って殆どのイカが居なくなった。仕方ないので残り50m以上手でゴリ巻きしたが、3杯しか居なかった。これも聞いた話ですが、最近は故障リスク低減のため、ブレーカー作動ポイントを安全めに設定してあるそうです。今回、船の電源を使っていたので、過負荷が原因なのか、供給電圧低下が原因なのか、自分は電気系統あまり詳しくないので分かりませんが、一度こういう目に合うと頼りないイメージが着いてしまいトラウマになってしまいます。その点、4000番は流石に凄いと思いますが、重さ2倍!一日使い続けるとその差は歴然。こうなったら『3500スルメスペシャル』とかどうでしょう。セールスポイントである巻上げ速度は流石で、仕掛け回収は、お隣のお客さんが使っている旧3000番より速いのは実証済みです。


シマノ ’07 電動丸3000ビーストマスター


『’08 電動丸3000XH』を購入し、スルメの電動直結で待望の多点掛け。何杯着いていたのか分かりませんが、巻き上がらないのでレバー上げた途端ブレーカーダウン。数値データ(一定負荷における巻上げ速度)を見た感じからは、前の年に発売された『イカスペシャル』より強いのかと思ったら、どうやら実際はそうでもないらしい。あえて新しい方の『XH』を購入したのですが、そもそも値段が安いですもんね。確かに巻き上げ速度は速いですし、そんなに力の要らないヤリイカ釣りや魚掛けて手巻きでやり取りする釣り物の場合は何の支障も無いのですが、どうしても負荷を掛けるとまた落ちるんじゃないか?というトラウマになってしまい、パワー系の釣り物では正直言って使う気がしなくなってしまいました。ってことはやはり『イカスペシャル』が良いのかなぁ?などと思案していたところ、『ビーストマスター』ユーザーの皆さん口を揃えて、コレはいいよ!全然違うよ!と絶賛。『イカスペシャル』と両方持っているユーザーもこちらを推奨。(理由は色々仰ってましたが・・・)それじゃ騙されたと思って私も購入してみましょうか?って言う訳でもないのですが、パワーはD社の『300MT』と同レベルだそうで、それならスルメは余裕で行けそうです。空巻き速度は遅いですが、釣り物によって『XH』と使い分ければ、ダメージも分散できるし良いのかも知れません。道糸はイカ系を考慮して4号400m巻いてあります。私の場合、道糸がダメになったら50m切り落として下糸を50m足してやる方法を採ってますので、最初は使わないと思われますが、キャパ一杯の400mを巻いています。万が一、大型の青物にトライする機会などありましたら、その時だけ太い道糸に巻き直せばいいやなどと考えていましたが、あっそっか!そういう時こそ4000番の出番でしたね。(笑)

2010年5月、使用回数17回となったところ、アラーム音が鳴らなくなってしまい、致命的では無かったのですが、点検を兼ねてオーバーホールに出したところ、モーターからギヤから駆動部分が殆ど交換となってしまいビックリでした。(詳しい内容はコチラから。)


シマノ ’05 電動丸4000HP


3000番を先に買おうか迷っていたのですが、スルメイカやライト深場が頭にあったので釣具店で相談したところ、それなら4000番でしょ!ということに。まずは大きい方を手に入れて、色々な釣りに備えようと思いました。D社の同クラスはパワーだけはあるけど、トータル面ではS社の方が良いとのお勧めでした。スルメの直結電動シャクリは何杯乗ってもビクともせずマイペース。さすが安定感のある巻上げ力ですが、一日シャクるにはやはり重たい!ライト深場はロクな魚が釣れなかったのでよく分かりませんでしたが、特にストレスはありませんでした。他、3Kgオーバーのメジマグロを掛けて、ハリス12号、まったくドラグ滑らさず一瞬で水面まで浮かしたのは圧巻でした。このクラスのモーターになるとパワーがぜんぜん違います。欲を言えば、パワーレバーで設定した速度のままオン/オフするスイッチがあると(要は昔の4000Rのようなレバー無しタイプと同じ使い方ができれば)、かえってスルメの電動シャクリのような釣りには便利だと思います。PE5号を600m巻いてありますが、スルメでビーストマスター使うようになったら、こちらは6号に巻き換えておいた方が良いかもしれませんね。


ダイワ ハイパータナコン400FBE


シマノの1000Hを3、4年使い続けていて、特に不満は無かったのですが、オーバーホールに出したかったし、万が一の予備も欲しかったので購入。本当はシーボーグが欲しかったのですが、予算オーバー。もうちょっと安くならないものでしょうか?上の1000Hの後、シマノでもパワーレバーが採用されましたし、後継機種の1000XTと迷いましたが、『探検丸』にまったく興味が無いのとダイワの電動使ったことが無かったので試しにこちらを選びました。比較すると性能に大差はありませんが、巻き終わりの際にシマノは徐々に減速するのに比べ、こちらはいきなり止まるので、気を付けてないと竿が跳ね返ってマルイカなんかの場合、水面で全部外れるかもしれません。(笑)シマノのインフィニットストッパーに比べてハンドルの遊びが大きいのが嫌ですね〜。パワーもシマノの1000番の方がワンランク強い感じがします。シーボーグが主力製品だから仕方ないのかな?スプールフリーの性能はこちらが圧倒的に良いですが、あまりフリーにするとバックラッシュしやすいので、仕掛け落下中にサミングするか、ブレーキ調整をしておかないとトラブります。糸巻量の表示は同社のブライトが基準で、愛用のウルトラダイニーマよりこの糸の方が細いみたいで、よつあみのPEを巻こうとすると実際には表示量巻くことができません。4号350m表示でウルトラダイニーマ320mくらいしか巻けないし、どっちにしても50m単位でPE売ってないので、300m購入して下糸入れる感じになります。これじゃ意味が無い!それに電源コードがシマノに比べて短い。同社はリール直付けのバッテリーを売り出し中で、電源コードとバッテリーが同じ重量と謳ってますが、そういうのも関係あるのかな?結局のところ良いのか悪いのか・・・。十分使い物にはなりますが、同じ価格帯としてのトータルな完成度はシマノに軍配。使ってみて良い勉強になりました。その後、タイセイさんに竿と一緒にお譲りしてしまい、現在は手元にありません。一応使っていたということで載せておきます。(「軽量アルミラウンドノブ(G)」装着)


グローバルテック GANGAN


電動リール用リチウムイオン式バッテリーです。当時(確か2001年頃)、携帯電話のバッテリー需要との関係でリチウムが資源不足とのこと、入荷まで2、3ヶ月待たされました。最近の船はほとんど電源完備ですし、荷物が重たくなるので出番はさほど多くありませんが、色々な釣りで色々な船宿に出向くようになるに連れ、E丸の左舷ミヨシの電源が壊れているとか、O丸は電極が腐食していて実釣中の通電不良が多いとか、仕掛け回収で船上一斉巻上げ時、電圧が下がってすぐ止まっちゃうとか、さらには巻き上げ中、周りで誰も巻いてないのに常にBマークが点きっぱなしなんて船もあり、そんなことから購入当初より最近の方が出番は増えている気がします。その他、自宅で道糸の巻き替えを行ったりする場合にも便利ですので、バッテリーは持っていて損はありません。こちらはFB1600(自重800g、容量6,600mAh)ですが、FB8800(自重950g、容量8,800mAh)が後に発売されました。2008年10月下旬、翌日の釣行用に充電しようとしたら、ランプが点かずに充電できているのかどうか分からない状態。お預けして10日ほどで修理完了とのご連絡。結局、充電器の不具合だったそうで、無償で新式の充電器に交換してくださいました。ついでに本体のテストもして頂いたようで、経年劣化が見られますが、まだ使用可能とのことでした。その後、シマノの8.8Ahとの使い分けで、そんなに電力食わない釣りの場合は軽量コンパクトなこちらを使用しており、実釣上は良好だったのですが、2012年2月、フォースマスター1000MKのデビュー戦で電圧不安定の不具合が発生したのを契機に、そのうち、充電が利かなくなってしまってこれは流石に寿命かな?ってことでついに引退宣言。


シマノ 電力丸 8.8Ah

上のGANGAN FB1600を購入してから8年ほどが経過。先日の充電器故障の際、まだ使えるけど本体も経年劣化していると聞いて、そろそろ買い替えの時期かな?あれから、電動リール大手2社からも各々発売されましたが、サードパーティの参入が少ないことから見て、意外と差別化が難しい分野なのかもしれませんね。2009年1月現在、主流のリチウムイオン式8.8Ahクラスで見ると、主だった製品は以下の3種類。私は元々GANGANユーザだったので、FB8800へのグレードアップ時は下取りサービスもあると聞いていたのですが、やはり、使用している電動リールがすべてシマノなので、シマノの電動リール接続で20%パワーアップすると言われると純正の電力丸が気になります。私は電気系統まったく詳しくないので、そのパワーアップとやらの理屈は分かっておらず、それがダイワだったらパワーアップしないのか?など多々疑問はあるにせよ、やはり目には目を!歯には歯を!シマノにはシマノを!(ちょっと意味が違いますか?笑)の理屈で電力丸に決定。下の比較によるとコンパクト性ではやや他社に劣っており、ちょっと痛いところですが、実勢価格は定価の3割引きで出ており、よく考えたら、以前、FB1600を購入したときの値段と大差ありませんので、これもやはり時代でしょうか。

【 8,800mAhタイプバッテリー 各社比較 】('09.01現在)
●ダイワ 8800WP-L-C ■価格(税抜) \59,500 ■サイズ 202× 93× 45mm ■重量 990g
●シマノ電力丸8.8Ah ■価格(税抜) \49,500 ■サイズ 182×100× 90mm ■重量 1200g ■充電時間 約8時間
●GANGAN FB8800 ■価格(税抜) \45,000 ■サイズ 156× 99× 45mm ■重量 950g ■充電時間 約9時間


PROX LRP−6600

お気に入りだったGANGANも購入から10年以上経った2012年2月、ついに引退となり止む無く買い替えを検討。S社の8.8Ahも所持していますが、自分の日頃の釣りの範囲では明らかにオーバースペック。いくらスルメやオニカサゴとは言っても、結局、終わってみれば目盛りが1は減っても2までは減らないのが実情。フル充電すれば近場の釣り3釣行は余裕です。で、電車釣行中心で荷物の重量を少しでも減らしたい身としては相応のバッテリーが欲しくなるのは自然の成り行き。その後、S社の製品ラインナップが変更され、5Ah、7.5Ah、10Ahの3タイプとなり、容量的には5Ahで十分なのですが、実勢価格ではこのPROX6.6Ahの方がS社の5Ahより安価でコンパクト、しかもD社やグローバルテック社の同レベル製品が今や生産中止ですから迷う理由は何もありません。購入価格、ナント6.6Ahで¥19.500!他社ではあり得ないでしょう。2012年4月現在、アマダイと深場のウィリー五目で使用しましたが、この程度の釣りでは至って安定した電力供給でまったく問題無し。(2012.4.23)

■定格 DC14.8V 6600mAh ■サイズ 168× 105× 50mm ■重量 830g


パッケージングはこんな感じでした。左上、ロゴ入り収納ケースには本体と充電器が収まります。

ロゴ入りキャリングケースに収めるとこんな感じ。右は本体の裸体、釣りバッグの中からであればこのままでよさそう。

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