ハナダイ、雨・風・食わないで踏んだり蹴ったり

11月24日(土)、久里浜港の五郎丸からハナダイに行ってきた。
ご存知の方も居られるかもしれませんが、久し振りに腰痛が酷いことになってしまって、釣りの方も必然的に2週ほどお休み。ここ一週間、ようやく日常生活に支障が無いレベルまで回復したものの、船は揺れるとまだキビシイ感じが否めないところ。しかし、あまり間が空くと行くのがどんどん億劫になりそうなので、この3連休のどこかで強行する心づもり。連休初日の金曜は一日中雨予報、無理できる状態ではないので見送って、土曜か日曜か・・・。Iさんと前日にメールをやり取りさせて頂き、土曜日、五郎丸のハナダイにご一緒させて頂けることになり、久し振りに釣り仕度。忘れ物に気を付けなきゃね。復帰戦にしては少々ハードな釣りモノ選択となってしまったが、まっ、今回は内容はともかく、一日問題なく行って帰ってくることが最大の目標、その点、ご一緒させて頂けてるので単独釣行よりもだいぶ心強い。で、このところのハナダイの状況はと言うと、相変わらずムラっ気が激しいようで行ってみないと船長にも読めない状況?ちなみに木、金はトップ60枚台、70枚台の爆釣だから、これまでの学習効果からして3日目は危険な臭いがプンプン、しかも曜日的にも一番釣れない土曜日である。正直なところ50枚も60枚も釣りたいなんてまったく考えておらず、一日適当に当たってくれて23枚くらい釣れてくれれば大満足なんだけどね〜、現実はなかなか上手く行かないのが週末釣り師的法則か。特にこの釣りは釣れないとなるとまったく釣れないから、やってみるまで分からないとしか言いようが無い。いつもの時間に出発すると、横浜駅で京急一番特急に乗り込んでIさんと合流。朝から雨がポツポツあって予想外の雲行き、予報は晴れるはずなので大丈夫だよね?大浜バス停を降りて船宿に向うところ、なんだか本格的になってきてヤバイんじゃない?珍しく電車のお客さんがもう1名居られ、女将さんの案内で仁助丸へ、我々は勇丸の左右ミヨシ1番とのこと。今日はオールハナダイ船で3杯出し&オール片舷3名づつと余裕の釣り座でナントも有り難いことやら。エンジン戻しで左足に重心が掛かるのを嫌って、右舷を譲って頂いてしまい申し訳ありません。なんだか風も強くて釣り座に置いてあった紙コップのホットコーヒーが飲み終わる前に吹っ飛ばされた。準備も整い7時5分前に離岸すると港の前でスパンカを揚げ、7時ジャスト、エンジンの回転数を上げて場所を目差す。


こんな予報だっけ?海上、雨風ビュービューでスゴイことに。腰痛復帰戦としては酷なコンディションとなり・・・。

港を出ると東電の青壁の前が一際海が悪く、頼りない腰にいきなり容赦のないシチュエーション。腰が揺れないように足を突っ張って体を固定。あ〜先が思いやられる。現在のポイントは水深45m前後とのことで、約一ヶ月前の釣行より10mほど深くなったが、場所はかなり久里浜寄りに移行して航程15分ほどでスローダウン。船首を返すとドヒャー!スゲー風。指示ダナは底から10mまで。第1投、道具を下そうとしたところ、強風に仕掛けが舞ってしまい、のっけから手前マツリ。うわ〜っ、なんだかド素人みたいな道具捌き、船長に見られたらちょっと恥ずかしい画かも。(汗)中3週間&思ったほど機敏に動けない体では止む無しか。なんとか解けて仕掛け無駄にせずセーフ。ひと足遅れて道具を入れると水深47mくらいか。北東の風強く体感で10m超、雨は本降り、水色は澄み気味の薄濁りで海上波あり。潮周りは若潮で満潮がお昼頃の予報だが、現場は穏やかな下げ潮。とりあえず、久し振りでもあり、自分的に普通のシャクリで開始するが、1投、2投、3投とまったく生体反応無し。開始早々、船中お葬式状態が続き、昨日の釣果情報が頭を過ぎりつつ、コレ、もしかしてヤバイだろ。開始20分経過した7時35分、私のお隣、右舷胴の間のお客さんにようやくヒット。取り込まれたのは小振りの本命だがスレ掛かり。このお客さん、実は何時だかの政美丸イシダイ五目で同船したお客さんで、お連れのトモのお客さんはその時の上乗りさん。乗船前にIさんと私、憶えていてくださって、奇遇ですね〜!直後、左舷のIさんに初物がヒット。少しアタリ始めたかな?満を持してコマセを詰め替え、シャクリ直すもまったく何にもナッシング。僚船の五郎丸は左舷胴の間のお客さんがお上手でポツリポツリとハナダイを取り込む場面が見られ、今日は他店からもハナダイ船が出ていて、いつもより船数は多いが、釣れてる場面がまったく見られない。ホントにヤバイぞこりゃ。どういう訳か予報に無かった雨が本降りのまま止まず、雲も厚いのですぐに晴れそうにないな。8時、操舵室から顔出した船長、込み根さ〜ん!そのシャクリじゃアタリ出ないべ〜!船長、ナント私のシャクリを見かねてダメ出し。これをマイク使って大声で言わないところが某○十丸の船長と違うところだよね。(笑)これは素直に教えを乞うしかない。竿をキーパーにセットし、心して操舵室へ。


場所は下浦沖の45〜47m。本日は他店からもハナダイ船が見え、すぐそばにはマダイ船もちらほら。

どんな感じですか?聞いても的確にこうこう・・・というポイントを突く指導は無く、(手先を使って)こういうシャクリは今は食わない。コレ、K原情報(前日竿頭のK名人のことね)だけど、あっちの船の真ん中のお客さん、あの人、K原情報入ってるから、釣ってるでしょ?(手先を使って)こういう風にシャクっちゃうと食わないから、ああいう感じでポワ〜ンとやらないと今は当たらないって。昨日のスソの人もこういうシャクリ方だった・・・。解かったような解からなかったような、半信半疑で釣り座に戻ったが、K名人のシャクリ方は以前から目に焼き付いており、僚船胴の間のお客さんのシャクリは名人のシルエットそのものに見えたので、どうすれば良いかをイメージするのはそう難しくなかった。藁をも掴む気持ちでアドバイスに忠実にシャクルこと2投目、目を疑うようなアタリに面食らってアワセ遅れ。針掛かりしたが、巻き上げ中の鋭い突っ込みでサヨナラ。当たるじゃん!やっぱコレか〜。アタリ皆無だったのがアタリ出るようになっただけ100倍進歩。だがしかし、アタリ出ても相次ぐバラシで魚が船上に1枚も上がらない。ちょっと良さそうな魚、水面でバレるし、掛かりが悪過ぎる。今更、焦っても悔しがっても仕方無いので、このシャクリでちゃんと口に針掛けることに専念。9時ジャスト、7度目の正直でようやく船上に取り込まれたのは29cmのオスで上唇貫通。フ〜ッ!やっとだよ。船長の顔に目をやると煙草の煙の中、涼しい顔で操船。次投もヒットして25cm級、こんなもんだよね。9時半頃、やっと雨が止んでくれてホッとするが、依然、風はビュービュー。その後、アタリは間が空く一方となり、何発か掛かり損ないなどを挟み、10時頃にようやく1枚追加したが、これがまさかの最後とは!?その後、潮止まりから上げ潮に掛けては生体反応ナッシング。虚無のシャクリ修行が延々と続き、午後の部に入るともう腰の状態が限界、3回やって5分ベンチでうつ伏せ休憩の繰り返し。知らない人が見たら、あの客何やってんの?状態だろう。たまにマルアジが回遊しておかずは増えるが、ハナダイ釣るお客さん、みなさんオキアミの餌釣りだもん、お話になりませんわ。結局、10時に3枚目上げてから4時間以上ゼロ行進で14時5分、沈。帰りのクーラー軽くて腰に優しいってこと以外、復帰戦は雨、風、食わない三拍子揃ったドツボ釣行に終わりました。


本日の釣果、ハナダイ 3枚(25〜29cm)、マルアジ(31〜33cm)7尾だけ持ち帰り、他、ゴマサバ少々。写真撮りませんでしたが、当日ハナダイは炙りで賞味、まだ脂あって旨かったです。マルアジはお腹の中ラードで脂ノリノリ。翌朝はお約束のヅケ丼、夜は刺身でいってみようかな・・・。

【船宿HPコメント】
本日、船宿コメントがありませんでしたので、参考にここ2週間ほどの釣果情報を載せておきます。

日付 釣果 サイズ 水温 水色 場所・水深 コメント
24日(土) 0〜17枚 23〜37cm 17,0℃ 薄濁り 下浦沖45m前後 3隻、0は1名
23日(金) 15〜71枚 23〜36cm 17,0℃ 薄濁り 下浦沖45m前後 2番手43枚、3番手41枚が2名、船中233枚
22日(木) 23〜69枚 23〜36cm 17,0℃ 薄濁り 下浦沖45m前後 2番手66枚、船中158枚
21日(水) 0〜9枚 23〜35cm 17,5℃ 薄濁り 下浦沖45m前後 2隻、9枚2名で0は1名(初心者)、0〜5枚&1〜9枚、計80枚
20日(火) 0〜28枚 24〜36cm 18,0℃ 薄濁り 下浦沖45m前後 2隻、0が1名(初心者)、2〜26枚&0〜28枚、計135枚
19日(月) 32〜44枚 24〜36cm 18,0℃ 薄濁り 下浦沖45m前後 44枚が2名、船中155枚
18日(日) 0〜6枚 24〜35cm 18,0℃ 薄濁り 下浦沖45m前後  
17日(土) - - - - - 雨・強風時化模様で出船見合わせ
16日(金) - - - - - 第4金曜日の振り替えで臨時休業
15日(木) 5〜42枚 24〜36cm 19,5℃ 薄濁り 下浦沖45m前後 2隻、2番手39枚、3番手27枚、一桁の方は1名、計221枚
14日(水) - - - - - 強風時化模様で出船見合わせ
13日(火) 3〜17枚 24〜37cm 19,0℃ 薄濁り 下浦沖45m前後 2隻、ツ抜け6名で計138枚
12日(月) 8〜44枚 24〜37cm 18,8℃ 薄濁り 下浦沖35〜45m 一桁1名で20枚以上が4名、船中163枚
11日(日) 1〜17枚 25〜36cm 18,5℃ 薄濁り 下浦沖35〜45m 2番手12枚が2名
10日(土) 0〜15枚 23〜38cm 18,5℃ 薄濁り 下浦沖35〜45m 3隻、0はお一人で15枚がお二人


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