イサキ、今日もスイッチ入らず不完全燃焼

7月20日(月)、金沢八景のあさなぎ丸からイサキに行ってきた。
この一週間、休みを取って、土・火・金と3釣行して本日が4回目。結果、良かったのは火曜日のスルメだけで、イサキやタコは不完全燃焼もいいとこ。イサキは昨年のような入れ食いまでは望まないにしても、適当に食いが立って50尾くらい釣れるような日に当たらないかと思うけど、今年はなかなか・・・。と言う事で、3連休最終日となる本日は、苦戦覚悟で再びイサキに出動である。(スズキンさん、爆釣だったらゴメンナサイ!笑)5時20分、最寄の駅でホームを歩いていたら、何気に背後から声を掛けられ、私?振り向くと・・・あの〜、もしかして先日小川丸で・・・。あらまぁ、スルメ船でご一緒だったF島さんじゃないですか!同じ駅だったんですね〜?知らなかった。車中、お話しながら横浜駅の京急改札口までご一緒して、お互い降りる位置が違うので、その場で別れることにした。それじゃ頑張ってください!で、こちらは金沢八景で下車。どうしようかなぁ、一人でちょっと気が引けるけど、ここは電話して送迎をお願いすることにしよう。5分ほど待つと、ご主人が迎えに来てくださり、ありがとうございます。無事船宿に到着して、やおら船形に目をやると、四隅が1枚づつ抜けていたので、右舷ミヨシ2番を抜いて受付を済ませた。ちなみに電車釣行の場合、『駅割り』と言って、HPの印刷など持参せずとも¥500割引になりますので、ご参考まで。早速、乗船して準備に取り掛かろうとしたところ、どこかで見たようなお方が・・・。ぎんぎすさんじゃないですか!(今日は色んな人に会うな〜。)お久し振り!珍しいトコで会いますねぇ。なるほど、今日は仕立船でマゴチですか!頑張ってください!その後もなんだかぎんぎんすさんたちと雑談したり、船長たちとスルメ釣りの話になったり、常連さんがコマセ配ってくれたり、桟橋で船長がイシガニ採ったり、出船前はいつもながらののんびりムード。仕立船のメンバーが続々と集まる中、イサキ乗合は私の後から1名来られただけで、片舷3名づつの6名で確定、こりゃ楽チン。この環境で、少し食ってくれたら最高なんだけどなぁ。私は右舷胴の間、操舵室の真横に釣り座を作って準備完了。定刻7時20分に出船となった。南西強風も夜半には収まり、この時間、北東の弱風に変わってカラッと過ごし易い朝である。航行中、飛沫を受けるのでキャビンに非難。ベンチでウトウトしていると、徐々に船はドッタンバッタン。鴨居沖辺りから海面がメラメラし始めたと思ったら、久里浜沖辺りから軽いジェットコースター状態。けっこうウネリ残ってるじゃん。


のんびりした出船前の雰囲気/いざ出船、今日のイサキはご機嫌どうでしょうか?

巡航速度での航行はできなくなり、やや速度を落として8時25分、ようやく松輪瀬のイサキ船団に合流。船団後部から舐めるように巧みな操船で反応に乗せる船長、8時30分、指示ダナ17〜12mで開始となった。(後で測ってみたら水深は25m前後)海上はほぼ無風、船首は北東向きで晴れ、沖から1、2mのウネリが入るが、風がまったく無いのでコンディションは良好。問題の水色は薄濁り?茶系は入っておらず、濃緑系でやや透明度のある潮。今日はA社『アルバトロス フラフラ 180ML』のデビュー戦。この竿、釣具店で一目惚れして、そのうち購入しようなんてのんきなこと言ってたら、ぜんぜん無くなっちゃって、私の行動範囲には在庫無し。もしやと思いネットで探したらあるじゃないの!もともと某社の竿に比べてリーズナブルな上、けっこう値引きになっていたので、思わずMLとLをセットで大人買い。下手するとこれで某社の1本分のお値段?MLは60号イサキ用、Lは40号アジ用、他、アオリなんかにも良さそう。どこかの竿と違ってガイドがちゃんと一直線に付いてるし、塗装もすばらしく綺麗、ダイヤモンドブレーディングまで施されてこのお値段!変則2ピースを採用し、アクションと携行性を両立しているのが電車派には嬉しい。A社は以前からライトゲーム竿に力を入れていたが、この竿はその集大成と言っても過言では無いでしょう。(ちょっと褒め過ぎ?笑)で、実際、FL60号でシャクった感じはバッチリ!後は魚掛けるだけなんだけど、今日も生体反応まったく無しの序盤戦。しっかし、周りの船も何にも釣れてないし状況は酷い。潮周りは大潮前の中潮最終日で、干潮が9時20分頃の予報、この調子じゃ潮変わりまで何も無いだろうな。仕掛けはいつもの空針仕掛けなのだが、基本渋いだろうと思って、針小さ目、ハリス細めのバージョンを装着。ハリス1.7号、全長2.8mの4本針、枝素10cmで間隔は85、65、65、65cm。針は『一発グレ』の4号。夜光玉など余計なものは無し。反応は出ているようだけど、シャクリにまったくリアクションせず、かと言って、タナ決め打ちでも何にも無し。昨日がシケで、一昨日(土曜日)はそこそこ数にはなってたようだけど、ホント今年のイサキは気難しい。開始約2時間、船中まったく音沙汰無し。未だ海水循環のスイッチも入らず、困っちゃったねぇ。10時25分、一回目の潮回り。少し風が出てきて快適なのだが・・・。船長はスパンカを上げて、改めて反応に船を乗せると、同じ指示ダナで再開。


今年は模様イマイチ、船数も少なめですね/おニューの『アルバトロス フラフラ 180ML』、コレいいわ!

10時30分、シャクリ後のポーズに本日初の生体反応、なんか引きが違うと思ったら、正体はウミタナゴ、即刻海にお帰り頂く。同時に海水循環のスイッチが入ったので、左舷で誰か釣ったのかな?偵察に行くと、ミヨシでウミタナゴだそうだ。な〜んだ。(笑)でも、外道でもアタリが出てきただけマシかもよ。直後、ムツ六の大ドモでキロ級のイシダイが上がったらしい。イシダイが食うんだから、まんざら潮悪くもないはずだけど・・・辛抱辛抱。そう言えば、最近、ワラサの回遊があるみたいだけど、さっきも松輪船が1本取り込んでるのを目撃。大ドモの常連さんも泳がせ道具は持って来たみたいだけど、餌が釣れなきゃ始まりませんものね。11時を回ると隣の八景I丸左舷でポツンポツンとウリンボ級の姿が。今日、初めてイサキ見たよ。I丸も前々回乗船したときの常連さんが乗って居られ、皆さん好きですね!こっちもか。(笑)隣はポツポツ上がってるけどね〜、と操舵室から顔を出す船長。まったく当たんないッスけど。反応が高めに出ないそうなので、15〜14mくらいが良さそうとの話。操舵室の横って、船長が情報くれるから意外といいかも!参考になります。シャクリに反応しないので、コマセ振り上げては15mで待ちの繰り返しでしばらく我慢。I丸も釣ってる人は縦に探らず、コマセ振ってタナで待つ形。それにしてもスイッチ入らんな、そろそろお昼、AMついにゼロか!と思った矢先の11時55分、15mで久々のアタリが出たが、引っ掛からず。今のは間違い無い。もう1回、コマセ振って15mでやや待ち気味にすると、来ました!本日初イサキ。22cm級とウリンボの一荷。これでAMは辛うじて2尾となり前回の2倍ペース!(笑)直後、同じ釣り方でアタリが出たり出なかったり、数分の間に25cmと21cmを追加。ちょっと食い出したかな?気合を入れ直すけどアタリ続いてくれず、う〜ん、暖簾に腕押し。食いが本格化しません。再び我慢の時間となったが、たま〜にウリンボのアタリが出てポッツンポッツン。だいぶ上げ潮が効いて来て、船を後ろに戻すので、道糸はミヨシ方向に入り始める。12時30分、松輪の船が帰港し、これからが本番だ。もう1回潮周りして、18mからシャクると15〜14m付近でようやくウリンボが当たり始め、一時入れ食いとなる。形的にはソフト&ショートピッチ。巻き&シャクリを1秒に1セット。こういうモードが続くとすぐ増えるんだけど、長続きしないんだなコレが。残念ながら今日も15分くらいで終了。あ〜あっと。


今日も乗ってますね〜!大勢で賑わう漁港T丸/HP用撮影、魚が暴れて上手いことつかめませ〜ん!(笑)

しばらくアタリに見放されてお手上げ状態のところ、反応高めにしっかり出てきたよ!と船長。了解しました!ちょっと上まで探ってみますか。速めのシャクリで誘い上げて11mで止めた瞬間、ゴクゴクゴクッ!ちょっと良い引きで慎重に取り込んだのは丸々太った25cm級。ヨッシャ!11mで食いましたよ!そうでしょ、反応、上に出てるもん!大ドモの常連さんにタナ聞かれて、11m!と正直に(笑)お伝えすると、常連さんもすぐにヒットさせて、ウンウンとうなずくが、良型を痛恨のバラシ。しかし、間もなく20cm台後半をゲットできたようで良かった。上にイイの居るでしょ!しかし、当の自分にアタリ続かず、四苦八苦している最中、再び常連さんに良さそうな魚がヒット。やり取りからしてイサキじゃなさそう。横で玉網持ってスタンバっていると、浮上したのはナント!キロ級のイシダイ。おめでとうございます!17mからシャクって13mで止めた瞬間、ゴゴゴゴゴッと来たそうだ。見ると緑のウィリーに食っていた。いいないいな、空針でメジナは食わせたことあるけどイシダイは食わないかな?以前、I丸に乗船したときもそうだったけど、船長が良い反応入って来たよ!と言うとイシダイとか良型のイサキが必ず出るもんね。魚探とは正直なものである。隣のI丸も時折玉網が入って、良型のイサキが取り込まれている模様。午前中から比べれば間違い無く上向きだけど、まだまだスイッチが入ったとは言えないなぁ。なんせ同じ釣り方でアタリ続かないもん。スイッチ入ってくれれば、釣る方もマシンと化すけど、考えながら色々パターン探っているようじゃ本調子とは言えません。一時、ウリンボの入れアタリがあったおかげでツ抜けこそ果たしたけど、その後がなかなかツライ展開。13時台後半は下降線、14時を回るとほとんどアタリ無く、もはや終わりかと思ったが、14時半を回って再びアタリ始めて、ウリンボがポッツンポッツン。食うときはけっこう速いシャクリにも反応するので、活性自体は悪くないように思えるが、魚の密度が薄いのかな?一回当たっても次のアタリ出すのにけっこう苦労します。14時50分、35cmの良型アジをゲストに迎え、最後の最後、イサキっぽいけど掛からないアタリが続いてしまい、そして15時ジャスト、ちょっと良さそうだったけど、途中で抜けちゃって万事休す。釣果はジャスト20尾也。蓋を開けてみれば、前回とほぼ一緒、AMダメでPMチョロっと食っただけ。またまた不完全燃焼となってしまいましたが、大釣りしない方がしょっちゅう来れるので、嬉しいんだか悲しいんだか。(笑)


本日の釣果、イサキ 20尾(15〜25cm)、20cmオーバーは4尾(21cm、22cm、25cm×2)、マアジ 35cm。その他、ウミタナゴ 3尾、ネンブツダイ2尾は放流


当日のお刺身はウリンボ君と先日釣ったマダコのコラボ、そして定番塩焼きの他、皮の塩焼きもマイウ〜!

【船宿HPコメント】
イサキ、17〜28cm、0〜20尾。大アジに石鯛まじり、ハリス切れ多い。

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