マルイカ、序盤絶不調、中盤観音崎で盛り返し

7月24日(火)、久比里の巳之助丸からマルイカに行ってきた。
そろそろ終盤戦のマルイカ、いつもお世話になっている巳之助丸もたぶん7月一杯で終了と思われ、今季最終釣行になりそうだ。けっこうやっているつもりだったが、数えてみると今日で7回目、意外と回数できていないものである。以前、カワハギもシロギスもそうだったように、ひとつの釣りを追求しようとすると、どうしても同じ釣り物に通うことになるわけで、個人的には『釣った魚を美味しく頂く』がモットー故、ここ数年はその辺のバランスを意識するし、自分の中ではけっこう重要な部分だったりもする。さて、このところ久里浜沖の状況はイマイチのようで、どちらかと言えば剣崎沖が好調?前日のやまてん丸の情報では久里浜沖がダメで観音崎でなんとかなったような情報もあり、果たして今日はどういう展開になるのだろうか、最後の締め括りにアタリ多く白熱した釣りを楽しみたいところだが・・・。いつもの時間に到着すると左舷トモ寄りに先客が1名おられるのみ、私は右舷ミヨシに荷物を下ろすことにした。店で受付を済ませ、女将さんとのんびり雑談。8月からカワハギが再開するので、只今カサゴの21号船がカワハギ、マルイカの23号船がカサゴにチェンジするそうだ。タチウオやればお客来るのに!と言うと、その辺は分かっているけど、諸事情によりしばらくはそういう態勢で行くらしい。ポツポツとお客さんが見えて、左舷ミヨシには常連S水さんも。最終的には右舷3名、左舷2名の5名となり7時20分に出船である。

久里浜の港口で探索を開始するが止まれず、そのままアシカ島の南側に進む。何度か旋回するが、これと言った反応が見つからないようで、なかなか投入できない。7時50分、ブレーキが掛かりようやく開始となった。北東の風で晴れ、海上は凪で潮色は茶濁り、水深は25m前後。マルイカ的にはお天気良過ぎの感があるが、濁りが濃いのでご機嫌はどんな塩梅だか・・・。今日は乗客も少ないし、最初から投入器を2台お借りして直ブラとブランコを両方セッティング、状況次第で瞬時に切り替えられるようにしてある。気を付けたいのは、ちゃんと接続してから投入すること!前回、道糸接続しないで投げちゃったので、自分に言い聞かせる。最初は直ブラで開始したが、触りも何も無い。1投目でS水さんが3杯掛けたっきり、その後の投入はたま〜に誰かが型を見る程度で、開始早々ヤバイ雰囲気が充満。やけに旋回に時間が掛かるし、よっぽど反応がショボイのか、ピンポイントに入らないと乗ってこない感じ。ブランコに換えてベタ底からシャクると本日初めてのカスリ、今のはイカだったな・・・。そして開始40分経過の8時30分、底からジワ〜っと聞き上げるような誘いにグイグイと力強い乗りが到来、やっと来たよ。回収すると3番目のスッテに中型のマルちゃん、すると抜き上げの瞬間、海にボッチャン!あ〜あ、やっと乗せたらこれだもん。その後もたまに違和感を感じる程度でまったく釣れる気がしなくなってきた。全体ではS水さんが5杯前後の他、たぶん良い人でも型見たくらい?このまま一日終わると、人生初のマルイカボーズも夢じゃない状況。(汗)


久里浜の港前から探索も・・・/観音崎沖に移動後、ようやくマルイカ釣りらしく。

しかし、いい天気だな〜、こんな青空は久し振りに見るような気がする。これでも梅雨明けじゃないとは信じ難い。その後、イベントは何事も起こらず10時、久里浜の港前に移動。ここもなかなか止まれず、一回投入するも空振り。今度は一気にエンジンの回転数を上げ観音崎の南面に移動。近くで一郎丸が操業している同じラインで停止。ベタ底からゆっくり持ち上げると確かなアタリ。少し速めに竿を聞くとグイグイ〜これは乗ったでしょ。開始2時間40分経過した10時30分、ようやく初物ゲット。シビレルぜ〜この展開!今日は若潮でダラダラ上げ潮のはずだが、現場は下げ潮が効いていて、仕掛けはブランコのまま続行。着底で張らず緩めず少々間を取ってからゆっくり気味のシャクリか、底を切ってゆっくりジワ〜っとした誘いにも乗ってくる。水深は18m前後、反応は高いようで、一番上と2番目に乗りが良く、仕掛けの長さを計算すると底から10mほど上まで浮いている模様。引っ掛かり損ないや途中で居なくなるのも多いが、パタパタと30分で6杯ゲット。ようやくマルイカ釣りらしくなってきた。さて、これからどこまで伸ばせるかな?場所が外れるとパタッと生体反応が無くなる。船を回し直す度にポツリポツリ、お昼の時点で12杯とツ抜けは達成。場所をさらに北側に移すと水深は24〜27m。流れがトロくなってきた感じがするので、直ブラに切り替える。ブランコでも乗るみたいだけど、攻撃的に仕掛けて反応が出れば仕事が早い。この切り替えが奏功?お昼過ぎには入れアタリ(入れ乗りではありません!笑)で、今日一の長い流し。

風は止んで、海はまっ平ら、微妙なアタリも取り易く最高の釣り日和である。直ブラの場合でもブランコと同じように着底から間を取っての聞き上げや、張らず緩めずキープしている最中、穂先までアタリが出たり、ひったくられて空振りしたり、勝手にグイグイ絞り込んでしまうケースもある。底を切って叩いても有効で、叩いた後、ゆっくり聞き上げるとアタリが出易い場合もあるが、今日はそのまま停止すると2、3秒で変化が出るので、モゾモゾ感が出たら多少強めに合わせてズシッと乗るケースも何度かあった。何が良いのか、日によって違うことを改めて実感させられる。相変わらず掛け損ないやバラシは相当な回数だが、まとまった反応は高さもあるようで、上手くタイミングが合うとダブルやトリプルもあって14時でなんとか30杯に到達。うち1杯は胴長25cmの大型で、グイグイ強い締め込みをかわして無事取り込み成功。最後の1時間はまた流れが速くなってしまい直ブラはバッタリ不調。再びブランコに交換しベタ底からのシャクリ釣りでポツポツ5杯を追加。定刻15時を迎え、35杯となったところで納竿。今日は前半大苦戦でもしかしてボーズ?と思うほど酷かったが、観音崎沖へ移動後、ようやく本来のマルイカ釣りらしくなって、最終的にはそれなりに数が揃って良かった。全体的な釣果は5名で35、25、10、8、8とのこと。大ドモのお客さんは終始一貫置き竿でツ抜けしてました。今日は今季最後のつもりだったけど、好感触で終わるともう一回やりたくなっちゃうな・・・。(笑)


本日の釣果、マルイカ 35杯(胴長6.5〜25cm)、外道にスミイカの赤ちゃん。型は全般に小さめでしたが、1杯だけ大型が交ざりました。

【船宿HPコメント】
丸いか(24日)久里浜沖、潮;薄濁り、水温;24度
今日の丸いかは反応はあるものの、おさわり多数で乗り渋め状態で若干難しい釣りとなりましたが、それでも時間までポツリポツリ獲ることができました。今日のトップは港北区の小峰さんが35杯でした。


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