松輪瀬のマダイ、今日はお魚休業日

6月2日(土)、剣崎間口港の尚二郎丸からマダイに行ってきた。
今日はkim君、佐Tさんにお誘い頂き、久し振りのマダイ仕立船に参加。今年の乗っ込みマダイは暖冬の影響か比較的早い時期から本格化し、長期間に渡り好調を持続していたようだ。さすがに6月ともなればピークは過ぎた感が強いが、条件次第ではまだ活性の高い日もあり期待はできそう。4月に一度やった時は、周りの皆さんが良型連発の中、自分は小型の顔見ただけで不完全燃焼。それ以来、ヘソを曲げた訳ではないけど、たまたま釣行機会に恵まれず、結局は一番良い時期を外して釣行しているような格好になってしまった。昨日6月1日は例年通り松輪瀬のイサキ解禁日。そんなこともあってか、今日の釣り物はマダイとイサキという話なので、道具を両方持っていくことにする。個人的にはあれもこれもという釣りは苦手で、荷物が増えるのも好みではない。釣れようが釣れまいがどちらか一本でやりたいというのが希望だが、まあそう言われたからには仕方あるまい。今朝はkim君にお迎え頂き、3時40分頃に出発すると、行程ちょうど1時間で港に到着。先着の佐Tさんたちはすっかり準備完了で、マダイの道具しか持ってきていない様子。な〜んだ、結局タイやるんじゃん・・・。今日のメンバーは4名で、じゃんけんの結果、右舷オモテに私、トモにkim君。左舷オモテに佐Tさんの会社の方、トモに佐Tさんという順に決まった。せっかくLTイサキの道具も持ってきたので、一応船には積んで行くことにした。5時25分、出船。港前で待機すること5時30分、各船、一気にエンジンの回転数を上げて沖へ走る。


5時30分、いざ出船/昨日解禁のイサキ、早々に船団ができ始めた。

航程10分で場所に到着すると早速開始のアナウンス。南東の微風で薄曇り、海上はベタ凪で潮色は薄濁り。水深は36mから深いところで42m。船長がマイクで水深を告げるので、自分でハリス分プラス3、4mに合わせるようにとのこと。ハリス10mで水深36mだったら、海面から28mくらいまで沈めたところで止めて、2、3回に分けてコマセを振り、22、3mで待つような形で良い。このとき、リールのカウンターは当てにせず道糸のマーカーで見るのが基本、理由は推して知るべしである。朝一のゴールデンタイムは何事も起きず期待は空振り。その後、いつまで経ってもピクリともせず、なんだか嫌な予感。いつしかイサキ船団も解体。情報によるとイサキもぜんぜん食わないらしい。どうしちゃったのよ!たのむぞ!今日は大潮の最終日で干潮が11時過ぎの予報。大潮の下げでぶっ飛ぶかと思ったが、実際は殆ど動いていない。こういう日ってあるんだよね〜。タナを多少上下に探ってみたり、置き竿にしたり、手持ちで誘ってみたりもするが、生体反応な〜んにも無し。上げるとオキアミが餌取りにやられていることはしょっちゅうだが、食い方からしてベラやカワハギといったとこだろう。こんな餌取りにばかりかじられているいるようではタイなんて釣れる気がしない。しかし、当たらないタイ釣りほど暇な釣りもなく、やること何にも無し!釣り方とか技術とか、そういう問題以前にどうしようもない状況。前半戦から睡魔との戦いである。あまりに退屈なので、ライトタックルにイサキ仕掛け繋いでおかず狙ってみても、反応出てないもん!釣れるはず無く、2、3回やって止〜めた!


いつまで経っても生体反応ゼロ/船団を離れおかず稼ぎモードに入ったが・・・。

開始4時間超の10時前、kim君のライトタックルに何かヒット!下に突っ込んでるからタイだよ!玉網を持って横でスタンバイ。ビシを回収しハリスを手繰るとナント!色違うぞ〜!浮いてきたのは背中が青くて長いヤツ、しかも反対向き。ゴマサバのデカイのがスレで掛かってりゃ引きが強い訳だ。とりあえず船中初の獲物ではあったが、針は口にあらず。要はサバも口を使わない潮ってことか?直後、船長は意を決したように船団から離れ、ひとっ走りすると魚探と睨めっこしながら何度か旋回。止めたのは水深55mのやや深場。開始早々、左舷で何かヒット。反応出てるからアジだと思うよ!と船長。なるほど、何も食わないからせめてアジでも釣らせようという作戦ね。水深55mだが漁礁の上らしく、底まで下ろさないでタナは40mと指示。私もようやくアタリが出て、本日初の獲物をゲット。アジの仕掛け持ってる人は換えた方が数釣れると言われ、せっかくなので仕舞い掛けたライトタックルをまた繋いでやってみることに。アジ仕掛けの人はタナ45mでいいよ。指示通りのタナに合わせた途端、穂先をひったくるアタリでヒット。根の上のずいぶん高い位置に群れているようだ。コマセも付け餌もオキアミなので、コマセを振ってすぐに突っ込んでくる訳でもなく、アタリが出るまでの間は長い。せめてアミとイカタンでやれれば、もうちょっと手返しも上がって数取れそうなんだけど、イサキ仕掛けにオキアミじゃ仕事が遅くてイライラ感は強い。試しに魚皮やウィリーなどの擬似針も試したが、コマセがオキアミのせいかまったく反応せず。

せっかく掛けてもダブルがシングルになったり、大物に途中で逃げられたり、なかなか思い通りに進まない。気が付くとイサキ船も近くで釣り始めた。イサキも状況良くないのだろう、アジ釣りでお土産稼ぎは一緒である。違うのはイサキ船はアミコマセとイカタンは常備してるはずで、見ているとこちらとは釣れっぷりが違う。隣で見せられると悔しいな〜。本船は食いが続かず移動を試みるが、今度は反応が見つからず止まれなくなる。途中、釣りができない時間が少々長かったが、結局、最初の55m立ちに戻るとタナは同じく45m。ビシはFLライト40号を使っていたが、船長が反応に合わせて船を捻ったり引っ張ったりするので、道糸1.5号でも立たず斜め45度、途中からFL60号に変更する。その後もせっかく掛けてはオマツリなどでなかなか船まで上がってくれず、最後の流しでは2本だけ追加し計6本としたところ、12時35分に納竿となった。やれやれ、困ったものだ。タイは食わない、イサキは食わない、サバも口使わず。辛うじて居付きのアジが相手してくれただけで、まったくもって今日は厳しい釣りだった。当たらないタイ釣りが退屈なのは釣りの性格上仕方ないけど、どちらかと言えば、後半のアジ釣りの方が居るの分かっていて釣れないという意味ではストレスの溜まる釣りだった。それなりの装備でやれば30本くらいはすぐ取れそうな感じだったが、バットとピンポン玉でテニスをやらされているとでも言いましょうか、まったく噛み合わない釣り。次回からのタイ釣りはアジ・サバの仕掛けは必須、できればイカタンも持参!(笑)


本日の釣果、マアジ 6本(24〜31cm)。

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