《結詞》 |
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2014.8.31 |
遠い道か
近道か
地図はない
はじまりと終わりは
いつのまにか
つながっている
夢なのか
現なのかも
夢のまた夢
したいことをする
だれもしてなくても
気にしない
さかさまのこともしない
心の生んだ熱を
ひとり育てる
ひとり旅でも
だれと旅していても
歩くのはただひとり
かたちにならなくても
役に立たなくても
かまわない
思いのままに
けれど
勇気だけはなくさないで
意地なんかはらない
だれも見ようともしないものを見る
だれも聴こうともしないものを聴く
素直でいる
したくないことはしない
じぶんのなかのみんなに耳をひらく
偶然なんか信じない
偶然にもまかせない
心の疼きに素直になって
むりにつながらない
友だちたくさんつくらない
ほんとうはつながっているはずだから
死を恐れない
生きることも恐れない
時のなかを自由に飛ぼうとする
力には負けない
愛には両手を広げ
魂にいつも花を捧げる
名なき者として
名なき者を愛し
名なき者のなかで
遠い道か
近道か
地図はない
はじまりと終わりは
いつのまにか
つながっている