大地がゆれるとき
パンドラの筺が開けられる
しかしそのとき
最後に残っていたのが
希望であることを忘れてはならない
「死のフーガ」を大地は望まない
あなたが永遠であるように
わたしもまた永遠
そして大地は変転を繰り返しながら
その永遠を祝福してやまない
わたしたちの手品師は
筺からさまざまなものを取り出して見せるだろう
とりわけとてつもなく大きな恐怖を
しかしそれは鏡に映し出された
わたしたち自身の顔であることを
見出すものは幸いである
わたしたちは井戸を掘らなければならない
そして井戸の底で満天の星を見上げるのだ
大地はそのことをこそ望んでいるのではなかったか
そこにわたしたちの新たな星座を見出すことを |