2013.5.21のmemo

☆春の水辺のシギ・チドリ、タヒバリ

シギ、チドリたちの春の渡りもそろそろ大詰め。先月と今月初めに水辺で会えた鳥たちの画像です。(撮影はKAZE)

タシギ(Gallinago gallinago 英:Sneip 独:Bekassine /Himmelsziege)。いつも果実やリュートみたいな楽器を連想する丸い体に長い嘴、つぶらな目。。小さな群れで、長い嘴を土中に差し込んでは採餌している場面を見ることが多い。水中じぃっとしている姿も赴きあり。飛び立つときに、ジェッと鳴くというけれど(^^)、あまり声を聞いたことはなし。ディスプレイ・フライト(繁殖期に♂が♀に求愛するときの誇示飛翔。繁殖期の夏には日本にいない)のときは、ヤギのような声で鳴くそうで、ドイツ語の別名 Himmelsziege(天の雌ヤギ)もこの鳴き声から来ているようです。英語名Sneipは、Sneiper(狙撃手、シギ撃ち)の語源(!)。(ダイナミックなディスプレイ・フライトで有名なオオジシギは、ひとまわり大きな夏鳥で、かつては県北の蒜山高原の初夏の風物詩だったとか。一度も見たことがないのは残念。)

タカブシギ。羽の模様が鷹の羽に似ているので鷹斑(タカブ)シギ。Tringa glareola 英:Wood Sandpiper 独:Bruchwasserlaeufer 。

少し小さいイソシギ(留鳥)は、腹部の白色部分が、翼の付け根の前側に食い込んでいるのがポイント。
Actitis hypoleucos 英:Sandpiper 独:Flussuferlaeufer

春の草花のそばにいたタヒバリ(冬鳥)、ヒバリ科ではなくセキレイ科。セキレイのように尾を上下に振って歩く。Anthus spinoletta 英:Water Pipit 独:Wasserpieper

丸い目を囲む金色のアイリングがキュートなコチドリ。夏鳥。Charadrius dubius 英:Little Ringed Plover 独:Flussregenpfeifer

前に見たのとは別のセイタカシギ。頭に黒い部分がほとんどない個体。ちょっと小坊主さんみたい?^^。蓮の茎を映す水面に佇み、独特の雰囲気。「鴫の看経(かんきん)」という言葉もあるそうで。。
(写真7枚)