「Amour Amour m'a le cuer mis en tel martyre
「Matteo da Perugia: Più chiar che'l sol

今日の音楽は、アルス・スブティリオルの代表的な作曲家、
アントネッロ・デ・カゼルタ(Anthonello de Caserta, 14世紀後半 -15世紀初め頃) 。

Modena写本に8曲のフランス語の歌曲を、またイタリア語の歌曲 (ballata や madrigal)も7曲残している。
その音楽の特徴は、 シンコペーションを施された流麗な Superius の主旋律、定旋律風の Tenor、
しばしばアルペジオ的動きをする Contra、全音階的で澄んだ響きなど。

それでは、最も演奏される機会が多いという曲で、
しみじみとした味わいの旋律を朗朗と歌いあげるバラードの
「Amour Amour m'a le cuer mis en tel martyre」。
演奏は、Gothic Voices。
http://www.youtube.com/watch?v=DW-ih0y5Jqk

続いて、「Matteo da Perugia: Più chiar che'l sol」。
演奏は、Mala punica。
http://www.youtube.com/watch?v=V-CROp9UwaQ