トルバドゥール《アルナウト・ダニエル》

2013.6.27

「我が心にしのびこむ この切なる恋の思いを(Lo ferm voler qu'el cor m'intra)」

今日の音楽は、中世フランス南部の吟遊詩人トルバドゥールの一人、
アルナウト・ダニエル (Arnaut Daniel/1180年頃 - 1210年頃:活動時期:1180年頃-1200年頃)(アルノー・ダニエル)。

オック語による押韻の技巧を凝らした詩で知られる。
セスティーナと呼ばれる6行6連詩を作った事でも知られ、
またダンテは『神曲』の中でイタリア北部の清新体派の詩に影響を与えたことを示唆していたりもする。
「我が心にしのびこむ この切なる恋の思いを "Lo ferm voler qu'el cor m'intra"」、
「我が知しり事は 悲しみのみ"Sol sui qui sai lo sobrafan"」など、
19のカンソ(canso/歌*カンツォーネの起源だともいわれる)が残されている。

それでは、 「我が心にしのびこむ この切なる恋の思いを(Lo ferm voler qu'el cor m'intra)」。

http://www.youtube.com/watch?v=-qV_lfUsjn4