賢王アルフォンソ10世編纂による
《聖母マリアのカンティーガ集》

2013.6.18

「Cantiga de Santa Maria」
「Flavio Sala」

今日の音楽は、カスティーリャ王国の国王、
アルフォンソ10世(Alfonso X, el Sabio/ 1221年11月23日 - 1284年4月4日)が編纂した
『聖母マリアのためのカンティーガ集』(Las Cantigas de Santa María)から。

カンティーガ(Cantiga)というのは、
中世西洋のイベリア半島における単旋律の歌曲で、頌歌(しょうか)ともいわれるもの。
『聖母マリアのためのカンティーガ集』は、ガリシア語による聖母マリアによる救済とその奇跡の讃歌が中心で、
イスラム文化や音楽の影響を受けている。
なお、アルフォンソ10世は、カスティーリャ語の普及にも尽力し、後のスペイン語の基礎になったと言われている。

それでは、「Cantiga de Santa Maria」。
演奏は、Cantiga de Santa Maria(Sung by Esther Lamandier)。
http://www.youtube.com/watch?v=-KEi_bvtbuM

続いて、ギター演奏による「Flavio Sala」。
演奏は、Flavio Sala(Narciso Yepesによる編曲)。
http://www.youtube.com/watch?v=8dp1rDHxeuI