スペインのルネサンス音楽:アントニオ・デ・カベソン

2013.5.18

「Diferencias sobre"la Pavana Italiana"」
「Himno Veni Creator Spiritus 」

今日の音楽は、スペインのルネサンス音楽の作曲家・オルガニスト、
アントニオ・デ・カベソン(Antonio de Cabezón, 1510年3月30日 ブルゴス - 1566年3月26日)。

幼児期に失明したが、カルロス1世やフェリペ2世のオルガニストとして、2度にわたりヨーロッパを旅行。
他の宮廷の楽家たちと親交を持ち交流することで、スペインの鍵盤音楽に多大な貢献をおこなう。
作品には数多くのIntabulations(ジョスカン・デ・プレなどのポリフォニー声楽を鍵盤楽器に編曲したもの)や、
ティエント(イベリア半島で誕生したポリフォニー様式の器楽)、ディフェレンシアス(変奏曲)がある。
また、カベソンの作品は、現存する初期のオルガン作品の一つででもある。

それでは、「Diferencias sobre"la Pavana Italiana"」
演奏は、Amaya Fernández Pozuelo。
http://www.youtube.com/watch?v=jD7VKUSl6NU&list=PLCC292A004B746A90

続いて、オルガン演奏による「Himno Veni Creator Spiritus 」
演奏は、Ernst Stolz(organ)。
http://www.youtube.com/watch?v=Z45qTXkZerk